【豊見城】サトウキビの葉や穂で染め、緑や黄色を基調とした豊かな色彩が特徴的なウージ染め。発祥地である豊見城市に住む大城彩夏(あやか)さん(23)は作り手の個性あふれるウージ染めに魅せられ、職人として腕を磨く。
「お客さんの気分が上がる作品を作りたい」と、サトウキビの収穫から機織りまで、全ての作業を丁寧に紡ぐ。(中部報道部・西平光葉)

手織りの小銭入れ(手前)とちょっとした外出に重宝しそうなワンマイルバッグ

 小学校低学年から高校3年まで琉球舞踊を続けていた影響で着物や伝統工芸に興味を持った。「普段は引っ込み思案な性格だが、きらきらした華やかな衣装を着ると、背筋が伸びて気合が入った」と話す。県内の短期大学を卒業後、呉服屋で着物販売の仕事に就いた。
 販売よりも物作りへの興味が強くなっていた時、母から「地元のウージ染めはどう?」と同市ウージ染め協同組合の技術者養成の募集を紹介された。元々、チャレンジする性格ではなかったが、「次の募集がいつあるか分からない」と勇気を出した。
 「機織りが楽しそう」という理由から織り(先染め)を選択し、未経験からの研修の日々が始まった。畑でサトウキビを刈り、細かく切って煮た汁に糸を浸して色を付ける。その後、機を織る。「畑に行って収穫するのも初めての体験。大変だったけど、新鮮だった」と振り返る。研修と準組合員としての生活を計1年続け、2025年10月に正式に組合員となった。


「お客さんの気分が上がるような商品を作りたい」と意気込む大城彩夏さん=3月17日、豊見城市豊崎・同市ウージ染め協同組合

 使う糸や織り方によって色合いや柄は自由自在に変えられるため、作り手の感性が大きく反映される。主に小物類を制作する大城さんは、ピンク色や紫色など目立つ色を配色し、作品にポップな印象を与えている。
 3月に開催された組合展で、初めて自分の作品を販売。「作品をお客さんが手に取っている光景は不思議だった。10個は売れて安心した」とはにかんだ。
 手織りの小銭入れ(税込み3300円)や財布やスマートフォンが入り、ちょっとした外出に最適な「ワンマイルバッグ」(税込み1万3200円)など、大城さんの作品は同協同組合のある観光プラザてぃぐま館で購入できる。「自分が織っていて楽しくないと、お客さんも商品を手に取った時に楽しくない。いろんな織り方を学んで、リピーターをつくりたい」と決意する。
サトウキビから豊かな色彩生む 23歳女性、職人の道へ 「ウー...の画像はこちら >>
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サトウキビから豊かな色彩生む 23歳女性、職人の道へ 「ウージ染めのリピーターつくりたい」 沖縄・豊見城市
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