同ライブは、日向坂46のデビュー日である3月27日を節目として開催されてきたグループのメモリアルライブで、今回で6回目。昨年、一昨年に引き続き横浜スタジアムにて開催し、2日間で計7.2万人を動員した。そして今回は、グループとしては初めての試みとなる、日向坂46名義の楽曲を2日間かけて全曲(102曲)披露し、けやき坂46時代の楽曲も合わせて2日間で計114曲をパフォーマンスした。
2日目のライブ中盤、昨年から副キャプテンを就任した高橋は、久美と2人で「沈黙した恋人よ」を歌唱。久美以外のオリジナルメンバーが全員卒業しているなか、久美が“相棒”だという高橋と歌いたいとプロデュースした。高橋は目に涙を浮かべながら最後まで歌い切り、励まされるように久美に手を取られて笑顔を見せた。
その後、9年間のアイドル人生に幕を下ろす形で行われた久美の卒業セレモニーでは、「未来虹、前に来てください」と呼び出すと、「ほんとに聞いてない」と動転する高橋。そんな“相棒”に久美は、日向坂46の“キャプテンバッジ”を授け「これからはあなたが日向坂46のキャプテンとして、日向坂46を守っていってください」と伝えた。
高橋は「この展開は本当に知らなくて、今私もすごいびっくり」と驚きの涙を流しながらも、「副キャプテンとして発表された日と、久美さんと卒業を知ったのが同じ時期で。だからか、いつかそういう役割になるのかなって意識していたつもりではある」と話す。13thシングル「卒業写真だけが知ってる」では選抜メンバーではなかったことにも触れ「力不足でなかなか近くで見ることはできなかったんですけど(グループに入ってから)5、6年やってきて、見てきた久美さんの背中っていうのは、私の中に深く刻まれているので、その姿を思い出しつつ。
そんな高橋からは、5月21日に二~五期生で挑む初めての14thシングルを発売することと、5月28日・29日に東京・国立代々木競技場 第一体育館にて新生日向坂46としての初ライブ『日向坂46 BRAND NEW LIVE 2025「OVER THE RAINBOW」』を開催することが発表された。
残るだた一人の一期生・高瀬愛奈の卒業セレモニーも約1ヶ月後に控える中、高橋は「これからの未来がどんな色になるのか私たちにも分からないけど、絶対にこの(新体制)ライブでは、一回り、二回りも成長した日向坂46でお会いすることをみなさんに誓います!そしてまた成長した姿で日向坂46のお誕生日をお祝いしましょう!これからの日向坂46にもぜひ期待していてください!」とファンへ決意を語った。