12日から世田谷文学館で開催される士郎正宗初の展覧会となる『士郎正宗の世界~「攻殻機動隊」と創造の軌跡~』。展覧会の公式画集が11日に講談社から発売された。
、あわせて収録ページの一部が公開された。

 今回の展覧会のために著者が準備した膨大な(アナログ原稿)(デジタル出力原稿)のカラー原稿の中から、260点以上のイラストを厳選した画集。

 初期作品集『ブラックマジック』や士郎正宗の名をメジャーにした『アップルシード』から、代表作ともいえる『攻殻機動隊』や映像化もされている『ドミニオン』『仙術超攻殻ORION』、さらにはゲームや小説の挿絵などのイラストワークまで、40年以上にわたる士郎正宗の仕事を網羅した300ページ超えの重厚な画集となっており、展覧会には原画が展示されないイラストも収録されている。

 士郎正宗の緻密で艶やかなイラストを楽しんでもらえるよう、A4変型判の大判サイズで、作家・島田荘司の小説『Classical Fantasy Within』に収録されている折りたたみのイラストは、士郎正宗の絵の細部が少しでもよく見えるように、1枚のイラストが3~4ページの特大観音開きのページで収録している。

 全304ページで価格は6000円。
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