7月18日に、広島・平和記念公園のなかにある広島国際会議場 フェニックスホールで公開収録が行われる音楽特番『いのちのうたフェス2025』に、ポルノグラフィティが出演することが14日、発表された。

 NHK広島放送局では、被爆を次世代につなぐ取り組みにフォーカスする『被爆80年プロジェクト わたしが、つなぐ。
』を立ちあげている。そしてこのたび、ひとりでも多くの人に、広島・長崎で起きた被爆の事実や、いま世界で起きている戦争について知ってもらい、それを通して「平和」と「いのち」の尊さを感じてもらいたいという思いから、『いのちのうたフェス2025』を開催する。

 広島・因島出身のポルノグラフィティは、『被爆80年プロジェクト』のテーマソング「言伝 ―ことづて―」の制作を担当している。同曲は、広島に原子爆弾が投下されてからわずか3日後に走ったという路面電車、いわゆる“一番電車”をモチーフに制作された。

 昨年、ポルノグラフィティは、平和の尊さや、被爆の実相を伝える活動をしている広島の人々に出会い、その声に耳を傾けた。そして人々から聞いた声をもとに、未来へと何をつなぐべきかと葛藤しながら、およそ半年をかけて同曲を制作し、3月21日に公開した。

 ポルノグラフィティが、“被爆を知るきっかけになってほしい”と願いを込めてつくった「言伝 ―ことづて―」が、広島のステージから届けられる。
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