SUPER EIGHTの丸山隆平が主演する映画『金子差入店』(5月16日公開)から、丸山演じる主人公・金子とその妻・美和子を演じる真木よう子による夫婦の姿が映し出された本編映像が公開された。また金子夫婦の日常を切り取った新たな場面写真2点も解禁された。

 厳しい審査や検閲がある刑務所への差入のルールを熟知した差入屋は、さまざまな事情から面会に行くことができない人たちに代わって、面会室へ出向くこともある仕事。そんな差入店を営む家族の絆と、彼らが巻き込まれる不可解な事件を描く。

 今回、公開されたのは金子と美和子による心揺さぶるシーン。「あんたのやっていることはすごいことなの!」と感情をむき出しにして、愛する夫へ必死に思いを伝える美和子の言葉から始まる。

 金子が生業としているのは、刑務所や拘置所への差し入れを代行する“差入屋”。罪人やその身内と接することが身近な金子を理解できない世間からの当たりは強く、息子の和真(三浦綺羅)は学校でいじめに遭い、美和子はママ友からはぶられる。ついに金子は、和真の学校にいじめに対する抗議のため乗り込み、乱暴を働いてしまう。後ろめたさややるせなさ、葛藤、家族への想いなどあらゆる感情が入り乱れ、気が抜けたような表情で小さく佇む金子に、美和子が必死の思いで訴えかける。

 全身全霊で夫、夫の仕事、自分たちの生活を肯定し、世間に対する憤りを吐き出すかのように強く言葉を発する美和子。「なんで人のために毎日頑張っているパパが非難されなきゃいけないの?」「パパがやっていることはすごいことなの!」と何度も強く訴えかける美和子に対して、一言も発することなく、湧き上がる涙を静かに堪(こら)えながら美和子の言葉を受け止める金子の表情にも注目だ。

 また、解禁された場面写真は、仕事へ向かう金子が美和子から手作りの弁当を受け取り、見送られるシーン。2人仲良く届きものに同封された手紙を見ているシーン。互いの役割を果たす中で支え合う2人の関係性や、穏やかな表情で手紙をのぞき込む美和子の姿からもぬくもりが感じられるツーショットとなっている。

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