2月に約15万人を動員し話題を集めた東京ドーム公演に続き、マルーン5がファン待望のニューシングルをリリースした。バンドの公式YouTubeチャンネルでは、映画『Mr.&Mrs. スミス』を彷彿とさせるミュージックビデオも公開。監督を務めたのは、テイト・マクレーやタイラのミュージックビデオを手がけたエアリン・モレノ。ロサンゼルスのダウンタウンで35mmフィルムによって撮影された映像作品となっている。
ボーカルのアダム・レヴィーンは、4月7日(米国時間)に出演した人気番組『The Tonight Show』の中で、2021年のアルバム『Jordi』以来となる新作アルバムを年内にリリースする計画を明かしており、「Priceless」はそのテーマを象徴する楽曲のひとつと位置づけられている。
アダムは楽曲について、「僕たちにとって久しぶりのギターが土台になった曲で、アルバムのレコーディングをしながらピュアに生まれたものなんだ。LISAが参加してくれて本当にうれしいよ。イントロのギターは、実はiPhoneのボイスレコーダーで録った“プラグを抜いた”ギターの音なんだ。ファンのみなさんが『あのサウンドをもう一度聴きたい』と言ってくれていたこともあって、自分たちのルーツに立ち返るようで、レコーディング中は少し感情的になったよ。もうかれこれ20年くらい経っているから、そろそろあの頃のサウンドに戻ってみてもいいと思ったんだよね」とコメント。
また、ギタリストのジェイムズ・ヴァレンタインも「アダムからデモが送られてきたとき、初期のマルーン5を聴いているようで感動した。コード進行や全体の雰囲気が2000年ごろのバンドの音を思い出させてくれたし、この曲が新作アルバムのサウンドの方向性を定めてくれた」と語っている。
マルーン5は今後、新アルバムのリリースに加え、4年ぶりとなるワールドツアーの発表も控えており、世界中の音楽ファンから注目が集まっている。