第16試合のフェザー級タイトルマッチで、挑戦者のラジャブアリ・シェイドゥラエフを迎え撃つ王者クレベル・コイケが、初防衛戦に向けて「厳しい試合になると思うけど、最終的に彼が自分の腕の中に収まる」と勝利を約束した。
昨年大みそかの『RIZIN.49』で鈴木千裕に勝利し、2度目の王座に輝いたクレベル。
試合を2日後に控えているが「非常に落ち着いて平和な気持ちです」と静かに語る王者は、「東京ドームという大舞台でメインイベントを務める機会を与えてもらって、とてもうれしいです」と語った。
昨年から武田光司、フアン・アーチュレッタ、久保優太と3戦連続フィニッシュしている強敵のシェイドゥラエフについて「非常に気持が強くてフィジカルも強い。彼は若く(24歳)、自分の年齢(36歳)や相手の強い気持ちから長い試合になる可能性がある」と警戒心を強めている。
それでも、この試合に向けてアメリカのATTで自身のレスリングとグラップリングにさらに磨きをかけてきたクレベルは「最終的に彼が自分の腕の中に収まる」と、サブミッションでの一本勝ちを狙う。
年齢についての自ら言及し、先日行われたRIZINの配信番組で引退を意識した発言もあったクレベル。この日も「続けるよりも辞める方に近いと思っていた」と打ち明けながらも、「今回のキャンプや準備期間、そして息子が生まれたことを経験し、現在の自身は非常に良い状態にあります。前回の(鈴木)千裕との試合でも進化を感じたから、あと5年は戦える」と41歳までの現役続行を宣言した。
前回ベルトを獲得したあとの初めての防衛戦では、前日計量で規定体重を400グラムオーバーし、試合前にベルトを剥奪された。この日も体重についての質問が飛んだが「ぜんぜん大丈夫、みんな心配しないで」と明るい笑顔で順調な減量をアピールした。