東京ドーム大会の幕開けとなる第1試合で、RISE王者の田丸辰と対戦する平本丈が、対戦相手へのリスペクトを示しながらも勝利に向けた意気込みを語った。
RIZINで勢いを増すチーム「BLACK ROSE」リーダーの平本蓮の弟である丈は、2023年大みそかにRIZINデビューし、YUSHI相手に完封して判定勝ち。24年11月にはDEEPで敗れるも、大舞台の第1試合に抜てきされた。
試合を2日後に控え「心も体も整っています」と落ち着いた表情で心境を明かし、『THE MATCH 2022』や2021年のRIZIN東京ドームを現地観戦していたことから「自分もドームで戦いたいと思っていた。大舞台のほうが力を発揮できるし、プレッシャーは感じていない。兄も試合をしたことがない東京ドームでの試合を思いっきり楽しみたい」と声を弾ませた。
今回がMMAデビュー戦となる対戦相手の田丸について「打撃は本当に一級品なので」と警戒心を高めるが、「練習している剛毅會は打撃の強い選手は多いので問題ない」と対策もバッチリ。試合展開について「2ラウンドでフィニッシュします」と予告した。
1週間前の公開練習では、兄とともに空手の型を披露した。取り組んだのは2~3年前からで「自分が小さい頃からやってきたキックボクシングとボクシングの技術に空手をミックスして、自分のスタイルをいま確立している段階」と進化の途中だが、兄とともに「チームとして、MMAで勝つ」と取り組んできたことに自信を見せた。
夏にはフライ級グランプリの開催が決定しており、今大会で印象を残した選手のエントリーが予想されるだけに「いい結果を残して、トップ戦線にどんどん食い込みたい」と先を見据えた。