ガールズグループ・東京女子流が3日、東京・Zepp Shinjukuにて『東京女子流 15th Anniversary Live ~キセキ☆~』を開催。グループ結成15周年を記念する一夜限りのステージで、2026年3月31日をもって解散すること、そして同日に東京・Zepp DiverCityでラストライブを行うことをファンの前で発表した。


 東京女子流は、山邊未夢、新井ひとみ、中江友梨、庄司芽生の4人からなるガールズグループ。2010年にプロジェクトが始動し、同年5月にCDデビュー。以降、ライブを軸とした活動で国内外の音楽ファンから支持を集め、J-POPとダンスボーカルを融合させた独自のスタイルで存在感を発揮し続けてきた。

 チケットは即日完売し、会場には満員のファン=Astalightが集結。黒を基調としたエレガントな衣装でメンバーが登場し、キレのあるダンスでライブがスタート。白の衣装への早着替えを経て、「フォーリンラブな時」「キラリ☆」「ダイヤ◇」「ストロベリーフロート」と、初期からの代表曲を次々に披露し、序盤から一気に盛り上げた。

 MCでは、庄司が「ついにやってきました、アニバーサリーライブ!」と呼びかけると、山邊も「みなさんに会えるのを楽しみにしていました!」と笑顔を見せた。新井は「今日は大きな声を出して、私たちと一緒に楽しんでいきましょう!」とファンを鼓舞し、中江も「今日は15年間のありがとうを、全力でぶつけたいと思います」と感謝の思いを語った。

 中盤では「おんなじキモチ」「ヒマワリと星屑」「Dear mama」「約束」など、グループの歩みを彩ってきた楽曲が連続で披露され、バラードからダンサブルなナンバーまで幅広い楽曲で観客を魅了。「コーナーカット・メモリーズ」「Viva La 恋心」など近年の代表曲では、東京女子流の進化を印象づけた。

 さらに、新曲「導火線、フラッシュバック」をこの日初披露。ラップを取り入れた力強いナンバーで、15年間で培った表現力を見せつけた。
続けて昨年発表のロックチューン「datura」へとつなぎ、7月30日には約3年ぶりとなる7thアルバム『東京女子流』のリリース、6月18日には同新曲の先行配信が決定したことも発表された。

 「Hello, Goodbye」で本編を締めくくったあと、アンコールの声に応えてライブTシャツ姿で再登場。「深海 Hi-ra MIX」「キミニヲクル」を披露したのち、庄司が涙を浮かべながら、「ここで皆さんに大切なお知らせがあります。2026年3月31日をもって、東京女子流は解散します」と、ファンの前でその決断を伝えた。

 「この15年、どんなときも支えてくれたファン、スタッフ、そして家族に、心からありがとうを伝えたいです」と語る庄司の声は震え、ほかのメンバーも涙をこらえきれない様子だった。「自分たちで決めた決断ではありますが、今日この発表を皆さんに届けることは、やはり簡単なことではありません。でも、最後まで私たちらしく、音楽を届けていきたい」と庄司は語り、6月から始まるライブシリーズの開催も明かされた。

 そして、「私たちの最後のライブは2026年3月31日、Zepp DiverCityです。この日をもって、東京女子流としてのすべての活動を終了します」と正式にラストステージの日程と会場を告知。会場からは惜しみない拍手と声援が送られた。

 ラストは「Attack Hyper Beat POP」で圧巻のパフォーマンスを披露。会場全体がひとつになり、15周年ライブは感動のフィナーレを迎えた。
東京女子流は、解散までの約1年間、感謝の気持ちをライブを通して届けていくという。

■『東京女子流 15th Anniversary Live ~キセキ☆~』セットリスト
M01 フォーリンラブな時
M02 キラリ☆
M03 ダイヤ◇
M04 ストロベリーフロート
M05 おんなじキモチ
M06 ヒマワリと星屑
M07 Dear mama
M08 約束
M09 ガールズトーク
M10 days~キミだけがいない街~
M11 きっと 忘れない、、、
M12 コーナーカット・メモリーズ
M13 Viva La 恋心
M14 導火線、フラッシュバック
M15 datura
M16 Hello, Goodbye
【アンコール】
EN01 深海 Hi-ra MIX
EN02 キミニヲクル
EN03 Attack Hyper Beat POP
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