俳優の戸次重幸が12日、都内で行われた映画『岸辺露伴は動かない 懺悔室』(5月23日公開)のジャパンプレミアに参加した。

 絶望の淵から呪い続ける浮浪者役を戸次が演じた。冒頭のあいさつで戸次は「いきなりですけど、私は注目してほしいシーンから語らせていただきます。この作品の中で私がどこに出てるのかっていうところを、ぜひ注目していただきたい!」と呼びかける。その理由について「浮浪者をやらせていただいてるということは周知の事実だとは思うんですけども、本当に今日ここに立っていなければ、絶対に私がどこに出てるか、何役で出てるかわからない、そんな扮装で演じさせていただいております。ぜひ注目していただきたい」と断言して笑わせた。

 またオファーを振り返ることに。戸次は「誰よりも僕が驚きました」ときっぱり。「なんて言いましょうか。自分で言うのもあれですけど、私、ちょっとだけカッコいいじゃないですか」と話すと会場は爆笑。「原作読んでますからギャップと言いましょうか…。『浮浪者役で?』と誰より僕が1番驚きましたけど、メイクさんや衣装さんのおかげで、ああいう感じになってますので安心でした」と苦笑いで語っていた。

 『岸辺露伴は動かない』は、荒木飛呂彦氏の人気漫画『ジョジョの奇妙な冒険』から生まれたスピンオフシリーズ。2020年12月に第1期としてドラマ化されると、21年12月に第2期、22年12月に第3期が放送。映画版第1作目『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』が23年5月26日に公開された。

 最新映画『岸辺露伴は動かない 懺悔室』は、シリーズの原点であるエピソードを、“全編ヴェネツィアロケ”で映画化。漫画家・岸辺露伴がヴェネツィアの教会で、仮面を被った男の恐ろしい懺悔を聞くことから始まる物語となっている。

 舞台あいさつには、高橋一生、飯豊まりえ、井浦新、渡辺一貴監督も登壇した。

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