ディズニーのアニメーション映画を実写化した『リロ&スティッチ』(6月6日公開)。作中に登場する銀河連邦の地球に詳しいエイリアン、プリークリーの日本語吹き替えを、アニメ版でも同役を務めた声優・三ツ矢雄二の続投が明らかになった。


 本作は、地球に不時着した暴れん坊のエイリアン・スティッチと、いつもひとりぼっちの少女・リロの“奇跡”の出会いを描いたハートフル・ファンタジー。日本版では、スティッチ役に山寺宏一、リロ役に永尾柚乃、リロを親代わりに育てる姉・ナニ役はME:IのMOMONA、リロとナニの姉妹を見守る青年デイヴィッド役にTravis Japanの中村海人が起用されている。

 プリークリーは、スティッチを捕らえるためジャンバ博士と共に地球に送り込まれたエイリアン。“三ツ矢プリークリー”の決定を受け、三ツ矢本人は、「実写版になると噂で知った時、とてもエキサイティングなお話で興奮しました」と振り返り、「自分がまたプリークリーを演じることができるかどうか不安でしたが、オファーがあった時は飛び上がって喜びました。プリークリーは自分によく似たキャラクターで大好きだからです」と、喜びをあらわにしている。

 また本作では、エイリアンのジャンバ博士とプリークリーが地球に潜伏する際、アニメーション版のようにただ変装するだけではなく地球になじむために人間の姿に擬態する。

 そんな実写版ならではの描き方について、「プリークリー本体の姿もリアリティがあって驚きましたが、人間の姿になってからも、プリークリーの性格は変わらず、かわいくて、ちょっとドジで、憎めない設定はそのままで、演じていて本当にワクワクしました」と語り、「プリークリー本体の時は、今まで通りのイメージで演じましたが、人間の姿になってからは、声のトーンを抑えて、役者さんの見た目のイメージを意識して、演技に工夫をしました。難しい挑戦で、とてもやりがいがありました」と、エイリアンの姿と人間の姿で声を演じ分けるというこだわりを明かしている。

 スティッチ役の山寺との共演については、「尊敬する後輩の山寺さんとご一緒できて、幸せです。山寺さんのスティッチも唯一無二の名演です。他の人は、絶対できない。山寺さんが、物語を引っ張ってくれて、作品的にもスリリングでハッピーなものに仕上がったと思います」と、おなじみの“山ちゃんスティッチ”が今作でも存分に魅力を発揮していることを明かしつつ、「スティッチが、どのように地球にやってきて、周囲の人々をひっかきまわし、人々を幸せにする存在に成長するかを見てほしいですね。
もちろん、ちょっぴり『おじゃま虫』のひょうきんでお茶目なプリークリーの活躍もお見逃しなく!」と、メッセージを寄せている。
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