俳優の温水洋一(60)が19日、都内で行われた映画『ゴッドマザー~コシノアヤコの生涯~』公開記念トークイベントに登場した。温水が本作を見て、改めて「人生これから」と思うようになったという名言を明かした。


 日本のファッション界に革命をおこし、デザイナーの草分け的存在のコシノアヤコ。本作は、昭和から平成を駆け抜けた“ゴッドマザー”ことアヤコの物語。本作で映画初主演となる大地真央がアヤコを演じる。

 温水は、アヤコが危篤となり、天国か地獄行きかの審判をくだされる場所に案内をしなければならない天使役を演じる。

 本作で心に残っている名言について、大地演じるアヤコとのシーンについて挙げ、「92歳で死の淵にいるアヤコが、『うちの人生まだまだこれからやねん!死んでいる暇なんてないねん!』というようなせりふがありまして。死の間際にいてもまだやりたいことがあると生きようとする姿に、僕も60歳なんですけど、まだまだ自分の人生も人生これからだなと。最近は疲れがちだったり、もういいかなと思うこともあったんですけど、この物語を見て、自分も70、80、90歳と、役者としてまだまだ精力的にやりたいなと思うようになりました」と前向きになったことを語っていた。

 イベントには本作のエグゼクティブプロデューサー・井内徳次氏も登場した。
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