今回では、アリゾナに遠征中のロバーツ監督が滞在するホテルを訪れ、MLBと日本球界の違いや、ロバーツ監督的“ベストナイン”など、ここでしか聞けないインタビューの模様を届けた。
まずはMLBと日本球界の違いを直撃すると、ロバーツ監督は攻撃面と守備面について言及。「MLBの攻撃は長打力頼みである一方で、日本球界では細かくヒットを重ねる」「守備面では日本球界は基礎がしっかりしているところがいい。投球面ではMLBが球威や球速を重視するのに対して、日本はスライダーやスプリットを多用する印象」とそれぞれの違いを語った。
また、ロバーツ監督は先発投手の登板間隔の違いに触れ、今季の開幕当初に山本由伸と佐々木朗希がMLB流の中4日もしくは中5日ではなく、日本球界式の中6日で登板していた“狙い”について、「佐々木は浅いキャリアの中で週1ペースでの登板しかないので、MLBでの登板に慣れさせていただけ。昨年山本にも同じような形をとったので、そのことが頭にある」と明かし、「2人とも登板間隔の短縮を楽しみにしていたよ」とした。
さらに“理想のローテーション”について、ロバーツ監督は「私は中5日が理想的だと考える。登板の合間にブルペン練習ができるからね。中4日にするとシーズン通算の登板数は32回か33回ぐらいになって多すぎると思う。先発投手の場合、シーズン通算で28回もしくは29回ぐらいが理想的」と持論を展開した。