“バカ映画の巨匠”として知られる河崎実監督の最新作『還暦高校生』(6月27日公開)。俳優・ひかる一平が43年ぶりの主演を務めることでも話題の本作の主題歌に、1972年にキングレコードよりリリースされた葉山ユリ「熟れた果実」が決定した。


 「熟れた果実」は、葉山ユリのデビューシングルのB面に収録された隠れた名曲。作詞は「17才」「積木の部屋」などで知られる有馬三恵子、作・編曲は「天使の誘惑」「さらば涙と言おう」など数々のヒットを手がけた鈴木邦彦という、昭和歌謡界を代表するヒットメーカーによる1曲。

 今回の主題歌起用を記念し、葉山の未CD化楽曲を含む全楽曲が、サブスク&ダウンロード配信されることになった。

 また、『還暦高校生』が“青春ドラマ”をテーマにしていることを受けて、河崎監督が影響を受けたという日本テレビ系青春学園ドラマシリーズの関連楽曲も同時に配信開始となる。配信対象には、『これが青春だ!』『進め!青春』の主題歌や挿入歌も含まれており、竜雷太、浜畑賢吉、岡田可愛、松本めぐみ、矢野間啓治など、当時の若さと熱さに満ちたキャスト陣が歌うエネルギッシュで魅力的な楽曲群にもスポットが当たることになった。
編集部おすすめ