オリンピックと並ぶバレーボールの世界三大大会に数えられるネーションズリーグと世界バレー。男女それぞれ世界トップ18チームが出場するネーションズリーグ。昨年の2024年大会は、男女とも
に銀メダルを獲得。世界バレーは、2年に1度開催されるバレーボール世界一決定戦。バレーボールの国際大会の中で最も歴史が古く権威のある大会である。この夏、この2大決戦が日本を含む世界各地で繰り広げられる。
今季から女子のキャプテンに石川真佑が就任。男子日本代表のキャプテンを務める兄・石川祐希とともにバレー界史上初の兄妹キャプテンが誕生した。初の外国人監督を迎える女子日本代表。昨年のネーションズリーグでは銀メダルと底力があり、新エース・石川、セッター・関菜々巳らがセリエAで活躍するなど中心選手が成長。
男子日本代表は史上最強と謳われ、昨年のネーションズリーグでは銀メダルを獲得。世界ランク2位となったが、パリ五輪ではあと11点が取れずベスト4進出はならなかった。ロサンゼルス五輪でのメダル獲得に向けての新監督は、東京五輪でフランスを金メダルに導いた名将ロラン・ティリ氏。先日、欧州チャンピオンズリーグで初優勝し日本人男子初の快挙を達成したキャプテン石川祐希、今季SVリーグ初代MVPに輝いた高橋藍(※高=はしごだか)ら主力が残る上に、“バナナサーブ”と称される弾丸サーブが武器の左のエース宮浦健人、世界トップクラスの高さを持つ大学生でアジア大会チーム最多得点の高橋慶帆ら成長株も日本代表入り。人気・実力ともに史上最強を更新し、「世界一」という新たな歴史を作る準備が整った。
また、パリ五輪で現役を引退した古賀が、日本代表戦の初解説を務めることが決定。古賀はネーションズリーグのBS-TBSで放送される女子開幕戦(6月5日)、地上波TBS系列で放送される日本ラウンド初戦(7月9日)、そしてパリ五輪でも対戦したブラジル女子との試合(7月13日)を担当する。
長年、日本代表として世界の舞台で戦い、今の日本代表メンバーもよく知る古賀が、解説者としてどのように世界のバレーボール、そして新生日本代表チームを伝えるのか注目だ。
女子開幕戦は五輪4大会出場、ロンドン五輪と東京五輪で主将を務めた荒木絵里香と古賀のW解説が実現する。他にロンドン五輪メダリスト・竹下佳江、アテネ・北京五輪出場の栗原恵など豪華解説陣が大会を盛り上げる。
■各コメント
【古賀紗理那】
この度、現役引退後初めて日本代表戦の解説という大役を務めさせていただくことになり、大変光栄に思います。
【プロデューサー・永田周平】
また熱いバレーボール日本代表の戦いが見られる季節がやって来ました。しかも今年はネーションズリーグ&世界バレーの2大決戦を両方放送することが決まりました! 世界一へ挑む“最強&新生ニッポン”に、ぜひ熱いエールを送ってください!!