■『MUSIC AWARDS JAPAN 2025 Grand Ceremony』(22日、ロームシアター京都)

 2人組ヒップホップユニット・Creepy Nutsが、最優秀国内ヒップホップ・ラップアーティスト賞と最優秀楽曲賞に選出された。

 前日に「Bling-Bang-Bang-Born」で7つの賞に輝いており、この日、最優秀楽曲賞が加わり、8つめの受賞。
さらに、アーティストとしても最優秀国内ヒップホップ・ラップアーティストとして表彰され、計9冠となった。

 ステージ裏で囲み取材に応じ、赤色のトロフィー・THE RUBYを手に誇らしげ。そして、ヒップホップ・ラップのアーティストとしての喜びを語った。

 R-指定は「まずこの部門(最優秀国内ヒップホップ・ラップアーティスト)があることがうれしい」とシーンの歴史を振り返り、先人に感謝。DJ松永は「賞みたいなものに関われると思っていなかった」としみじみ。

 そして、R-指定は「非常にうれしいし、もう1つあるとすれば、やっぱり自分たちのやってるヒップホップっていうものは“賞とか、あろうがなかろうが”なカルチャーやと思う。そういう意味で、こういう光栄なものをとる喜びもあれば、それ以外のところにとんでもない才能がいるカルチャーなんで、知られるきっかけになればいいと思う」と、熱く語った。

 『MUSIC AWARDS JAPAN 2025』(MAJ)は、日本版グラミー賞を目指す国際音楽賞。音楽業界の主要5団体が垣根をこえて設立した一般社団法人カルチャー アンド エンタテインメント産業振興会(CEIPA)が主催。「世界とつながり、音楽の未来を灯す(ともす)。」をコンセプトに京都を舞台に初開催となった。
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