アーティストとしても活動の場を広げている芸人・粗品の新曲「車輪疾駆の風々」が28日に配信リリースされた。岡山の玉野競輪のイメージソングとして書き下ろされたナンバーで、作詞・作曲を手掛けている。藤本ひかり(bass)、岸波藍(drums)とのスリーピース・バンド形態での録音では、粗品はヴォーカルとギターも担当。選手たちが猛スピードで激しいレースを繰り広げるさまを、疾走感あふれるパンクロック・スタイルで表現している。

 昨年4月にリリースされた粗品のファースト・アルバム『星彩と大義のアリア』は、オリコン週間アルバムランキングで初登場8位(4/29付)を記録。全国ツアーも2回実施するなど、アーティストとしての人気ぶりを証明した。

 2025年の年明けからは、かつてボカロPとして初音ミクをフィーチャーし発表した楽曲を自身のヴォーカルでセルフカヴァーし2週間おきに5ヶ月にわたり10曲を配信、さらにボカロPとしての新曲も3曲配信するなど、怒涛のロケットスタートを繰り広げてきた。「車輪疾駆の風々」はその連続リリースのラストを飾る曲となる。

 また同曲のミュージックビデオを粗品の公式YouTubeチャンネルにて公開。バンドでの演奏シーンの途中に、粗品が玉野競輪で実際のレースにベットするシーンが挿入された35分超の長編作品となっている。

 粗品は、10月に『粗品 全国五大都市ツアー「新世界より」』と題したZeppツアーの開催すると発表しており、オフィシャル2次先行(抽選制)の受付が30日午後9時よりスタートするなど、今後もイベントが目白押しとなっている。

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