◆内気で表に出るのが苦手なタイプだった…「なりたい人にメイクでなれる」がものまねメイクのきっかけに
――ものまねメイクを始めたきっかけを教えてください。
【芹咲りいなさん】 中高生くらいの思春期でコンプレックスが出てくる時期に、当時流行っていたざわちんさんやかじえりさんのものまねメイクを見て、「なりたい人にメイクでなれるなんてめちゃくちゃいい!」と感じたことがきっかけです。それ以来、家でコソコソとメイク練習をしていました(笑)。
――SNSに写真を載せたきっかけは?
【芹咲りいなさん】 自分でネットのセレクトショップを運営していたので、それを広めるための宣伝としてSNSを始めました。そこでたまたま最初にバズったのがものまねメイクで、そこから自分のキラーコンテンツになりました。
――ものまねメイクを始めて生活や心境に変化はありましたか?
【芹咲りいなさん】 内気で表に出るのが苦手なタイプだったのですが、ものまねメイクのおかげで表に立つ仕事も増えました。今ではSNSだけでなく、タレントとしてラジオやバラエティ番組に出させていただいたり、雑誌でモデルをさせていただいたりと、昔の自分では想像がつかないような仕事をさせてもらえているので、「ものまねメイクで人生が変わった」と思っています。
――ものまねメイクを始めてプラスになったことは?
【芹咲りいなさん】 自分に自信がなくて極端にネガティブだったのですが、少しずつ自信がついてきて、今はポジティブに考えられるようになってきました。メイクを研究しているうちに自分に似合うものなどもわかってきて、とても楽しいです。
◆「メイクを全力で一度やってみて!」新しい自分を見つけて変わっていくことができる
――ものまねメイクをする上で秘策などはありますか?
【芹咲りいなさん】 アイメイクはもちろん大事なのですが、より大切にしているのが「シェーディング」(フェイスラインをすっきりと見せたり、鼻筋などに入れて顔立ちをはっきりと見せたりするメイクテクニック)です。影の入り方を入念に観察するようにしています。
――特に気をつけていることは?
【芹咲りいなさん】 真似したい人の画像や動画を見るときは反転させて見ています。自分でメイクをするときは鏡を見てメイクをするからです。微妙な左右差が仕上がりにも影響するので、研究中は画像なども反転させて見ることがポイントです。
――芹咲さんは「メイク」の仕方次第で「誰にでもなれる」ことを体現されています。ものまねメイクを通して伝えたいことはありますか?
【芹咲りいなさん】 私のメイクを研究する最初のきっかけは、思春期のコンプレックスからでした。自分に自信がなく、なぜか皆に悪口を言われているような気がして…。かといって、メイクをして学校に行く勇気もなく、家でコソコソ練習をしていました。大人になって自由な環境になり、SNSでものまねメイクがたまたまバズって現在に至ります。「メイクをしていることを見られるのが恥ずかしい」という理由でメイクをして外出できないくらい内気なタイプだったのに、メイクで人生が変わりました(笑)。
――大きな変化ですよね。
【芹咲りいなさん】 “憧れの人”“推し”“コンプレックス”。きっかけは何でもいいです。
――芹咲さんは推しの存在がいるのですか?
【芹咲りいなさん】 韓国アイドルがもともと好きでした。女性アイドルグループのVIVIZとGFRIENDのメンバーであるウナさん、男性アイドルグループのNU'ESTのメンバーであるファン・ミンヒョンさんが推しです。「顔が好き」「憧れる」といった人はたくさんいます(笑)。日本の方では、鈴木愛理さんや白石聖さんが推しです。