番組は“パッツパツ”でお悩みの場所を整理し、眠っている宝や依頼者の思い出を掘り起こすドキュメントバラエティー。
吉本新喜劇の島田珠代と浅越ゴエが向かったのは、吉本新喜劇を中心にバラエティー番組などの貸衣装を扱う会社「大槻衣裳」。TV・演劇衣裳を担当する宮内さんからの依頼内容は、数々の芸能人が着用してきたお宝衣装が眠るパッツパツの倉庫で島木譲二さんや花紀京さんなど、レジェンド着用の伝説衣装を別場所にまとめたいというもの。
島田が大槻衣裳の社長・大槻忠之氏に「今思い出すのですごい衣装とかあったりするんですか?」と聞くと、明治から昭和にかけて活躍した喜劇役者の曾我廼家五郎さんや笑福亭仁鶴さんの二羽の鶴が向かい合っている図柄の着物、元・桂きん枝(現・桂小文枝)の禁止マークを散りばめた着物があると明かす。
通路の両脇に剥き出しになっている衣装の数々を見たゴエは「どう分けてんの?わっからへん」と驚く。そんな中、倉庫の一角で吉本新喜劇の“レジェンド”池乃めだかの「仏壇スーツ」と呼ばれる名物衣装を発見。辻本茂雄の“3人やくざ”で着用したスーツや“金持ちになった茂造”の衣装などが並ぶ。
さらに、奥へと進むと「島木譲二」、「花紀京」の名前が書かれた段ボール箱が見つかる。島木さんの衣装を取り出すと、同じ新喜劇の舞台に立っていた島田は感極まり、涙を見せる。その後も桑原和男さんの垂れ乳、横山やすし・西川きよしが着用した漫才衣装など、伝説の衣装が次々登場する。
このほか、昭和初期のテレビやラジオなど2万点以上の昭和家電を集めるコレクターの倉庫や、松田優作さんが通ったという大阪の空堀商店街で50年近く続く「〇△□(まんだら)焼 冨紗家」が登場する。