◆「いい風景だなー」 ひ孫と柴犬と一緒に散歩する93歳曾祖母の姿を思わず撮影
現在、お母さんは育児休業中のため、ワンちゃんと息子さんの散歩が日々の業務になっている。
「その業務にたまに祖母が参加するのですが、その時に『いい風景だなー』と思って撮っていたのが、今回の動画です」
農家になる前は保育士だったという曾祖母の恭子さん。今は、ただただひ孫を愛している曾祖母だという。義曾祖父、義曾祖母、義父、義母、夫、子ども5人、義弟、そしてお母さんの12人で暮らし。福岡県うきは市で三代続く柿農園を営み、家族総出で農作業を行っている。核家族化が当たり前となった現代において、「古き良き時代の家族風景」を思い出させてくれる。
「子育てをする中では、『義理人情』を大切にしています。嘘をつかない、約束を守る、借りを返す、を徹底しています」
◆「“健康寿命の大切さ”を学んでほしい」 曾祖父母を通じて子どもたちに伝えたいこと
また、Instagramには曾祖父母の仲睦まじい姿も公開されており、恭子さん(93歳)と秀明さん(95歳)は、共に「相手が死ぬまで死ねない」と言っているという。
「2人の日常を通して、子どもたちには“健康寿命の大切さ”を学んでほしいです。そして、見ていただいている方々には“永遠の夫婦愛の可能性”を感じていただきたいです」
投稿には稀にアンチコメントが寄せられることもあるが、ほとんどは愛のある言葉で溢れている。
「初めは柿づくりの過程を紹介したいと思ってInstagramを始めましたが、ばあちゃんや子どもの方が数字を取るようになり、近頃は農作業より家族風景の投稿が多くなっています。いろいろな言葉をいただきますが、祖父母にはポジティブなコメントだけを伝えて、生きる力に変えてもらっています」