会見後の榊原信行CEOの囲み取材で、クレベルvs.朝倉未来戦について「クレベルの第一希望はシェイドゥラエフとのダイレクトリマッチでしたが、1試合を挟むことになりました。元王者の鈴木千裕に勝った未来に勝って、シェイドゥラエフのタイトルに年内に挑みたいと。一方の未来も元王者の千裕に勝って、同じく元王者のクレベルに勝てば、年内に俺がシェイドゥラエフとやりますよという意気込みなので、挑戦者決定戦というイメージの試合になっています」と狙いを明かした。
また「未来には対戦相手の選択肢をいくつか出しました。例えばYA-MANとか萩原京平もあったけど、最強のフェザー級のベルトを巻くという道に向けて、クレベルが一番強くて実績がある選手なのでやりたいというのが、彼の答えでした」と朝倉の決断について語った。
新王者シェイドゥラエフの防衛戦の相手は、今月14日開催の札幌大会『RIZIN LANDMARK 11 in SAPPORO』で行われるヴガール・ケラモフvs.木村柊也の勝者を第一候補として考えている。「当然、怪我の問題もあると思うんですけど、ケラモフは前がかりになっていて『7月27日にシェイドゥラエフの前に俺が立つ』と強いモチベーションを持っている」と元王者が早くもベルト挑戦を視野に入れている。
対する木村には「まだ伝えていない」が、「ケラモフにワンチャン勝てる可能性ありそうじゃないですか。勝つなら早いタイミングで打撃で勝つしかないと思うので、そういう形で勝てば7月もやるだろうなと。ただ、そういう二心(ふたごころ)を持たせちゃうとケラモフ戦に迷いが出ると嫌なので、木村選手にはあえて言ってないです。ただ、勝者が7月のタイトルマッチで1番プライオリティの高い挑戦者です」と期待を込めた。