このイベントは、子どもがストアスタッフとして実際に働く「ファミマこども店長」に、サステナビリティ体験を加えた新しい教育コンテンツ。参加者は、従来のレジ打ちや商品陳列などの体験に加え、食品ロス削減や誰もが買い物しやすい環境づくり、フードドライブの仕組みなどを、クイズや実践を交えながら体験した。
食品ロスをテーマにした取り組みでは、「エコ割(涙目)シール」をおむすびに貼る体験を実施。値下げ商品の購入を促すこのシールには涙目のイラストが描かれており、子どもたちは「思わず買いたくなる」「少しでも食品ロスが減るといいな」といった反応を見せていた。
また、コミュニケーション支援ツールを活用した接客体験では、耳の聞こえにくい人や、声が出ない人がスムーズに買い物できるよう工夫された仕組みを学んだ。支援ツールを用いたやり取りを通して、「話さないで買い物するのは難しい」などの感想が寄せられ、日常の中での支援の重要性が実感されていた。
フードドライブについては、店内の寄付受付BOXを見学しながら、寄付された食品がどのように必要とする人々に届くのかをクイズ形式で学んだ。参加した子どもからは、「余った食べ物があったら入れたい」といった声があがった。
イベント後半では、ユニフォームを着用してのレジ打ちや商品陳列など、本格的な業務体験も行われた。親子で参加できるプログラム構成となっており、保護者からは「近所のファミマでこうした体験ができ、親子ともに身近に感じられた」との感想が寄せられた。