まずひとつ目は、WBC・WBA世界フライ級統一王者・寺地拳四朗が世界ランカーのリカルド・ラファエル・サンドバルと対戦する防衛戦だ。「圧倒して勝ちたい。ディフェンスを鍛えてきたので、そんな進化した拳四朗を見てほしい」と語る寺地は、王者としての風格と自信をのぞかせた。
続いて、比嘉大吾が悲願のバンタム級王座をかけ、WBA世界バンタム級王者アントニオ・バルガスに挑む。比嘉にとってはこれが3度目の世界タイトル挑戦。2024年にはWBO世界バンタム級王者・武居由樹との一戦で判定負け、2025年のWBA王座決定戦では堤聖也と引き分けに終わるなど、惜しくも王座には届いていない。「“三度目の正直”って言葉もあれば、“二度あることは三度ある”もある。どっちが正しいかはわからないですけど、今回は取りに行きます」と笑いを交えて語り、闘志をにじませた。
そして、プロ9戦無敗の高見亨介が、WBA世界ライトフライ級王者エリック・ロサに挑む。冷静な試合運びと多彩なパンチを武器に無敗を守り続ける高見は、「スピードとカウンター、相手によって戦い方を変える対応力が自分の強み」と語り、KO勝利を宣言した。
U-NEXTは、年間を通じて日本人選手の世界タイトル戦を中心としたマッチメイクを継続的に実施しており、今大会も独占ライブ配信が予定されている。三者三様の熱戦に注目が集まる。