小鑓氏は1985年、トヨタに入社。『ハイラックス』から入り、トラック系のフレーム回りを担当。さまざまな経験を積んだ後、「あと30年は『ランドクルーザー』で一生を終えましたね、トヨタの中で」という。そんな経歴から、“Mr.ランドクルーザー”とも呼ばれる人物だ。
今回は、そんなランクルの特集ではなく、小鑓氏が学生時代から長く携わった、ラリーで使用した車。「親父が機械いじりが好きだった」といい、その影響で大学時代は自動車部で活動。20~40代はラリーにどっぷり浸かっていたという。
最初に登場したのは、おぎやはぎが「かっこいいのが来たよ」と話す、1970年に登場し“足のいいやつ”の愛称で親しまれた初代トヨタ『カリーナ』。小鑓氏は大学時代、バイト代を工面しながら、同車をラリー仕様にカスタムし、車作りの基礎を学んだ。小鑓氏は登場した車を見ながら、細かく改造したポイントを挙げていく。
おぎやはぎがテールランプを見て「かっこいい!懐かしいね。これはやってたね」と絶賛するなか、小鑓氏は「目的は競技なので、何かに惚れたというよりはスペック」とバッサリ。その後の試乗では、小鑓氏のラリー遍歴が明かされる。