英ロックバンド・ザ・フーが、1971年9月18日に英ロンドン南部ケニントンのオーバル・クリケット場で行ったライブ音源を収めたアルバム『ライヴ・アット・ジ・オーバル 1971』を、8月22日にリリースすることがわかった。

 同作は、バングラデシュの飢餓救済を目的に開催されたチャリティーイベント『Goodbye Summer』で、ザ・フーがトリを務めたステージを録音したもの。
約3万5000人の観客を前に、圧巻のパフォーマンスを披露した。

 当日は、同年8月にリリースされたアルバム『フーズ・ネクスト』から5曲を披露。“トップ・ライブ・ロックバンド”と称されたザ・フーの勢いを象徴するステージが収録されており、ピート・タウンゼント(ギター)とキース・ムーン(ドラム)が機材を破壊するシーンで締めくくられている。

 これまでブートレグ音源は流通していたが、今回のリリースはオリジナルの8トラック・アナログ・マルチトラック・テープから新たにミックスされた初の公式音源となる。CD、2枚組アナログLP、デジタル配信といった各形態で展開される。

 なお、ザ・フーは『The Song Is Over』と銘打ったキャリア最後の北米ツアーを、8月16日よりスタートさせる予定となっている。
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