窪田正孝、三浦透子らが出演する舞台『チ。‐地球の運動について‐』のメイン配役とソロビジュアルが公開された。
窪田正孝が演じるのは、この世に期待を持たず空を見ることを恐れている代闘士のオクジー。三浦透子は、天文研究に熱中するも女だからと全うできず悩むヨレンタを、大貫勇輔はオクジーに未来への希望を受け渡すことになるグラスなどを、吉柳咲良は過去の不幸から金を稼ぐことに執着をする移動民族の娘ドゥラカなどを、吹越満は司教の息子だが教会の方針に疑念を持ちノヴァクを敵視するアントニなどを、成河はオクジーと出会い地動説の真実にたどり着く修道士バデーニなどを演じる。また、娘やこの世界の平穏のためと、多くの異端者を追い詰めていく異端審問官ノヴァクは森山未來が演じる。
さらに、ラファウは小野桜介と駒井末宙がダブルキャストで演じ、シンガーを兼ねることも発表された。
本作は、地球の真理を知ることに魅せられ命を懸ける人間たちを描いた衝撃作。舞台化にあたり、世界で活躍するクリエイター陣、そして個性の強い豪華俳優陣が集結。身体表現・芝居・歌や演奏を融合させ、新たな「チ。」が劇場に生まれる。
魚豊氏による原作は、『ビッグコミックスピリッツ』にて2020年に連載が始まるとまたたく間に全国規模の人気となり、『マンガ大賞2021』では第2位にランクイン、『第26回手塚治虫文化賞マンガ大賞』を受賞するなど高く評価された。NHK総合にて放送され先日最終回を迎えたばかりのアニメ化も大きな話題となった。
公演は、10月8日~26日に東京・新国立劇場 中劇場にて上演され、その後、愛知・広島・大阪・福岡公演が実施される予定。
【キャストコメント】
■窪田正孝(オクジー役)
オクジーは現代を象徴するキャラクターだと感じました。まるでカルマのように時代や社会の教えに頭を押さえつけられていて、本当の自分を見えなくさせられている。
■三浦透子(ヨレンタ役)
いま私が在る、自由に学び考えられるこの社会は、彼女のような女性の戦いの歴史の上に存在しているのでしょう。ヨレンタという尊い人物を演じることに大きな責任を感じています。ただただ学びたかった、学ぶことが好きだった少女が、地動説を愛し、命をかけるにまで至ったその人生を、どこまでも深い思考と心を、誠実に演じたいです。
■大貫勇輔(グラス役など)
グラスの生き様死に様を、全身を思いっきり使って、繊細に大胆に演じたいと思います。今の段階ではどんなものになるのかわからなすぎるのですが、素晴らしいキャスト、スタッフ、皆と良いクリエイティブな時間を過ごし、今まで観たことのないような世界を皆さまにお届けできるよう、精一杯楽しみます。
■吉柳咲良(ドゥラカ役など)
ドゥラカは、この物語において”学問の外側にいた者が核心に触れていく”存在だと思っています。「あなたたちが計画を引き継ぐなら、私は想いを引き継ぐ」というセリフにも表れているように、彼女は冷静で観察力に優れ、大人びた一面を持ちながらも、情に厚く、人間味にあふれた人物です。そして一貫して感じるのは、彼女の強さです。過酷な環境の中で”生き抜く”ために、信念を持ち続けている。その芯の強さを大切に、丁寧に演じていきたいと思います。
■吹越満(アントニ役など)
先日、チラシ・ポスター用なのかな、写真やあとなんか動画の撮影をしました。まだ、舞台がどういったものになるのか分かっていないのですが、宣伝は大切ですから、、。衣装が用意されていましたがそれは実際の舞台で着るものではないのでしょう。と、今の段階の脚本を読ませてもらいましたが、まだ、決定ではないのだそうです。舞台装置などの指示はなくほぼ場面とセリフだけの本でした。。僕がやるのはアントニと他いくつかの役だそうです。 アントニというひとが、どういうキャラクターかは原作のファンのみなさんの方が詳しいでしょう。先に言ってしまいますが、僕はマンガではありませんから原作通りのアントニになることは不可能です。決定していないものと不可能を前にドキドキしている今日この頃です。そのドキドキは、チ。のファンの皆さまのとは似ているのでしょうか。
んあ、ここで一句
血池遅値恥 知直乳稚千致治 知家チ。父
以上
■成河(バデーニ役など)
バデーニには「孤高」という言葉がよく似合います。それでいて内面には極めて属人的なエゴや狡猾さを併せ持つ徹底した現実主義者。彼の持つ矛盾や静かな葛藤、理性と本能の揺らぎというものに僕はとても惹かれます。地動説を受け渡された事によって彼の中で解き放たれたもの、その正体について考え続けたいと思います。
■森山未來(ノヴァク役)
「勝てば官軍」という言葉にあるように、正義というものはその時の状況によって変化するもので、常に同一のものではないと思っています。物語の中で「悪役」とされる人物もそれぞれの正義を抱いて生きているはずで、一見残虐かつ許容されるべきでない行為とされるものも、その人物や背景を紐解いていくことで見えてくるものもある。そんな視点で関わりたいと考えています。
窪田正孝が演じるのは、この世に期待を持たず空を見ることを恐れている代闘士のオクジー。三浦透子は、天文研究に熱中するも女だからと全うできず悩むヨレンタを、大貫勇輔はオクジーに未来への希望を受け渡すことになるグラスなどを、吉柳咲良は過去の不幸から金を稼ぐことに執着をする移動民族の娘ドゥラカなどを、吹越満は司教の息子だが教会の方針に疑念を持ちノヴァクを敵視するアントニなどを、成河はオクジーと出会い地動説の真実にたどり着く修道士バデーニなどを演じる。また、娘やこの世界の平穏のためと、多くの異端者を追い詰めていく異端審問官ノヴァクは森山未來が演じる。
さらに、ラファウは小野桜介と駒井末宙がダブルキャストで演じ、シンガーを兼ねることも発表された。
本作は、地球の真理を知ることに魅せられ命を懸ける人間たちを描いた衝撃作。舞台化にあたり、世界で活躍するクリエイター陣、そして個性の強い豪華俳優陣が集結。身体表現・芝居・歌や演奏を融合させ、新たな「チ。」が劇場に生まれる。
魚豊氏による原作は、『ビッグコミックスピリッツ』にて2020年に連載が始まるとまたたく間に全国規模の人気となり、『マンガ大賞2021』では第2位にランクイン、『第26回手塚治虫文化賞マンガ大賞』を受賞するなど高く評価された。NHK総合にて放送され先日最終回を迎えたばかりのアニメ化も大きな話題となった。
公演は、10月8日~26日に東京・新国立劇場 中劇場にて上演され、その後、愛知・広島・大阪・福岡公演が実施される予定。
【キャストコメント】
■窪田正孝(オクジー役)
オクジーは現代を象徴するキャラクターだと感じました。まるでカルマのように時代や社会の教えに頭を押さえつけられていて、本当の自分を見えなくさせられている。
この地球に、一度きりの人生に、生きていることに未だ感動できていない。彼のどこまでも真っ直ぐな眼を通して、この地球の感動を観客の皆さんに届けられたらと思います。
■三浦透子(ヨレンタ役)
いま私が在る、自由に学び考えられるこの社会は、彼女のような女性の戦いの歴史の上に存在しているのでしょう。ヨレンタという尊い人物を演じることに大きな責任を感じています。ただただ学びたかった、学ぶことが好きだった少女が、地動説を愛し、命をかけるにまで至ったその人生を、どこまでも深い思考と心を、誠実に演じたいです。
■大貫勇輔(グラス役など)
グラスの生き様死に様を、全身を思いっきり使って、繊細に大胆に演じたいと思います。今の段階ではどんなものになるのかわからなすぎるのですが、素晴らしいキャスト、スタッフ、皆と良いクリエイティブな時間を過ごし、今まで観たことのないような世界を皆さまにお届けできるよう、精一杯楽しみます。
■吉柳咲良(ドゥラカ役など)
ドゥラカは、この物語において”学問の外側にいた者が核心に触れていく”存在だと思っています。「あなたたちが計画を引き継ぐなら、私は想いを引き継ぐ」というセリフにも表れているように、彼女は冷静で観察力に優れ、大人びた一面を持ちながらも、情に厚く、人間味にあふれた人物です。そして一貫して感じるのは、彼女の強さです。過酷な環境の中で”生き抜く”ために、信念を持ち続けている。その芯の強さを大切に、丁寧に演じていきたいと思います。
■吹越満(アントニ役など)
先日、チラシ・ポスター用なのかな、写真やあとなんか動画の撮影をしました。まだ、舞台がどういったものになるのか分かっていないのですが、宣伝は大切ですから、、。衣装が用意されていましたがそれは実際の舞台で着るものではないのでしょう。と、今の段階の脚本を読ませてもらいましたが、まだ、決定ではないのだそうです。舞台装置などの指示はなくほぼ場面とセリフだけの本でした。。僕がやるのはアントニと他いくつかの役だそうです。 アントニというひとが、どういうキャラクターかは原作のファンのみなさんの方が詳しいでしょう。先に言ってしまいますが、僕はマンガではありませんから原作通りのアントニになることは不可能です。決定していないものと不可能を前にドキドキしている今日この頃です。そのドキドキは、チ。のファンの皆さまのとは似ているのでしょうか。
期待のドキドキと不安のドキドキの違いが分かりません。今、僕は、風邪を引いたり熱中症にならないように、フィジカルを使うであろう舞台のためにトレーニングをするだけです。
んあ、ここで一句
血池遅値恥 知直乳稚千致治 知家チ。父
以上
■成河(バデーニ役など)
バデーニには「孤高」という言葉がよく似合います。それでいて内面には極めて属人的なエゴや狡猾さを併せ持つ徹底した現実主義者。彼の持つ矛盾や静かな葛藤、理性と本能の揺らぎというものに僕はとても惹かれます。地動説を受け渡された事によって彼の中で解き放たれたもの、その正体について考え続けたいと思います。
■森山未來(ノヴァク役)
「勝てば官軍」という言葉にあるように、正義というものはその時の状況によって変化するもので、常に同一のものではないと思っています。物語の中で「悪役」とされる人物もそれぞれの正義を抱いて生きているはずで、一見残虐かつ許容されるべきでない行為とされるものも、その人物や背景を紐解いていくことで見えてくるものもある。そんな視点で関わりたいと考えています。
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