「Ignite」=“火をつける”。その言葉のように、原告になりそうなターゲットの心に火をつけ、訴訟を起こさせる。そしてあらゆる手段を使って裁判を勝訴へと導く“法の無法者集団”。まるで弁護士バッジをつけた“法の当たり屋”ともいえる彼らの目的は金か、正義か。日本の訴訟社会化と飽和する弁護士界の実態をテーマに、これまでのリーガルドラマとは一線を画す、新感覚の完全オリジナルリーガルドラマとなる。
第9話は、5年前。15歳の娘・佳奈(藤崎ゆみあ)と2人暮らしの 轟(仲村トオル)。HY法律事務所で数多くの依頼をこなし、法廷では冷静沈着で誰もが頼れる存在だった。しかし、娘をよく知る同期の桐石(及川光博)や昔なじみの刑事の浅見(りょう)からは、「弁護士としては申し分ないが、父親としてはどうだ?」と苦言を呈される。
仕事に追われる日々の中で、思春期を迎えた佳奈とどこか距離を感じることも多くなっていた。父親としての振る舞いを改めて考えた轟は、1週間後に迫る佳奈の誕生日を親子2人で祝おうと計画を立てるのだった。
佳奈へのプレゼントに頭を悩ませながらも、ようやく迎えた誕生日当日。
事故前後の詳細が明らかとなり、事故当日の様子、加害者・被害者家族の苦悩、ピース法律事務所の誕生の物語が描かれた。ファンからは「娘の誕生日当日が命日になるなんて」「ツラすぎるよ…」「轟さん…あんた男だよ…」「最終回直前にして全部が繋がった!」などの声が寄せられている。