ワコールが提供する3D計測サービス「SCANBE」の新有料サービス「からだバランス診断」が17日より東急プラザ表参道「オモカド」店にてサービス提供を開始した。「SCANBE」といえば、3D映像、全身20カ所の採寸データ、インナーウェアのサイズなどがわかる計測サービスで、ローンチ時の19年から「想像以上にリアルすぎた!」「現実をつきつけられた…」と体験者から悲喜こもごもの声があがっていた。
はたして「からだバランス診断」は、どのような診断コンテンツなのか編集部で体験してみた。

■たった3秒でスキャン、一人だけの空間でセルフ測定できる安心感も

 2019年5月ローンチから延べ約30万人が体験してきたという3D計測サービス「SCANBE」。以前から「取材体験してみませんか?」と案内をもらっていたものの、自分の体型を直視できそうにない筆者は及び腰になっていた。

 しかし今回「からだバランス診断」という新サービスがローンチされ、3Dスキャンにより得たボディデータをもとに「スマホ首」や「猫背」などの姿勢バランスや傾向について知ることができるとのこと。年齢を重ね、首まわりに脂肪がついてきたこと、同じ姿勢で仕事をしているからか猫背もひどくなっていることなど、以前よりからだのバランスが悪くなっている自覚はしっかりとあったので、意を決して今回取材・体験をさせてもらった。

 所要時間は着替えも含めて約25分、料金は2,500円(税込)。個室に案内され、中は体験者一人の空間。本当にセルフで計測することができる。3Dスキャンしやすいよう紙のブラジャーに着替え、SCANBEの機械に足を踏み入れる。

 案内にしたがって自分の生年月日などを入力。足を肩幅ほど規定の位置まで開いて立ち、手も規定の位置に固定。立って呼吸をしているだけで、あっという間に3Dのスキャン撮影が完了した。


■「次こそは、整える習慣をつけて計測すると心に誓った」恐怖の3D映像と対面

 今回の「からだバランス診断」は、その3D映像からト「正面から見たまっすぐさ」「上半身の伸び」「背中のまっすぐさ」を分析。どのような姿勢をとれば、バランスのとれた良い状態になるかもう一度撮影をしてビフォーアフターを比べることができる。

 撮影中、SCANBEのビジョンには自分のバランスがどうなっているかリアルタイムで反映されている。普通に立っているだけなのに左側にからだの重心が傾いていたり、常にフラフラユラユラしていたり、からだのあちこちに気を配ってしっかり立っていないとまっすぐの姿勢にならない……。からだのバランス感覚の衰えを感じた。

 3D映像は、特に後ろ姿や横からの姿が衝撃的。無言で3Dの自分をクルクルと回転させ、リアルな姿に言葉を失った。腰肉や背中の丸みなどすべてがクリアに分かる。筆者は放心状態となり、最後のからだバランスを整えるためのポイントやアドバイスがひたすらに頭の中を反芻…。次こそは、整える習慣をつけて計測すると心に誓ったのであった。

 からだバランス診断では、6つの動物キャラクターによってバランスタイプを分析してくれる。筆者は「ぐらぐらキリンタイプ」。
左右の傾きが大きく、いつも同じ手で荷物を持っているなど左右どちらかをよく使っている傾向があるという。この「現実の姿に愕然とした」というのは、初めて体験した人に多い感想だという。今回の結果を日頃の生活や運動にいかし、定期的に測定する習慣をつけることで、からだバランスの変化を実数値でも知ることができる。

 その後、1日ずっと3D映像が頭をグルグル回っていたが、自分のからだとしっかり向き合うタイミングなのだと感じた。ダイエットや運動をする前のタイミングで挑戦してみてもよいのでは。「からだバランス診断」は「SCANBE」東急プラザ表参道「オモカド」店にて展開。事前予約できる。
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