歌手の田原俊彦(64)が22日、都内で81thシングル「LIFE IS A CARNIVAL」リリースパーティーを開催。15日放送のTBSラジオ『爆笑問題の日曜サンデー』(毎週日曜 後1:00)内で、不適切言動を行ったことを謝罪した。

 TBSラジオは21日、同番組にゲスト出演した男性が行き過ぎた発言を行ったり、女性アナウンサーの手を指で触れたりする場面があったと報告。こうした行為について「これら一連の言動は不適切なものであったと判断し、ゲストのマネジメント担当に対して再発防止の申し入れを行い、先方からお詫びの言葉がありました」と報告した。続けて「当社としても番組を制作・放送した側として責任を重く受け止めております。当社はTBSグループ人権方針に則り、番組に関わる全ての方の安心・安全の確保をより徹底していく所存です」と伝えた。

 これを受け、22日放送の同番組冒頭で、太田光が「オレなんかが、トシちゃんがちょっと踏み外すっていうか、やっちゃいけないことをやるとオレが喜ぶ…みたいなのが、2人の関係性の中であって」と前置きした上で「トシちゃんはどう思っていたかわからないけど、『サンジャポ』からの流れで、元気ないって言われている部分もあって。自分らしさを出そうって、このラジオの場においてはね。そういう部分もあったと思う」と推察した。

 その上で「要するに『何やったんだトシちゃん!』って、オレから言われることをやろうしたところがあって。オレとしても、トシちゃんのああいうセクハラっぽいところとか、パンツ見せたりとか、そういうことを今までずっと喜んでいた部分もあって。あの人は求められると、絶対に答える人なので、それはトシちゃんにも申し訳なかったし。数々ご批判いただいていますけど、オレ自身も、それを楽しむっていう感覚も、ここんとこ、何年も、お笑いって、何が正しいのか、いろいろ自分なりにも考えているんだけど。批判を受けた部分については、自分の考えを改めないといけない」と反省していた。

 こうした経緯を踏まえて、イベント前に行われた囲み取材で、田原は、報道陣とのかけあいの中で「そういうことやるからいけないんだよ!時代は令和なんだよ!昭和ど真ん中ですから」と自虐を交えてコメント。「なんか、騒がれちゃって。僕としては通常運転というか。『日曜サンデー』には14~15年、毎年出て。スタジオで大騒ぎして、アナウンサーの方とわちゃわちゃやって、オレと太田が怒られるっていうパターンが成立しているんですけど。先週は僕が調子に乗りすぎたっていうのもありまして」と振り返った。

 続けて「下ネタも織り交ぜながら、つまらないオヤジギャグみたいな感じで…。でも、スタジオも超楽しかったし、エリカ様(山本恵里伽アナの愛称)も本当に楽しんでくれて。問題がなかったかなと思いながら。ネットでは『今の時代、ちょっと違うんじゃないか』みたいな。僕としては、いつものノリで、爆笑との関係もありますし、すごく楽しい雰囲気でやっていたんですけど。山本アナの手をちょんとして『やめなさい!』っていう、それがひとつのワンセットではあったんですけど、聴いているみなさんには行き過ぎなんじゃないかとご意見をいただいて」と反省した。

 その上で「もちろん、来年も(番組には)行きますけど、令和バージョンにアップデートして、気をつけていきたいなと思います。どうもすみませんでした」と謝罪。「今回の件で、爆笑の2人、迷惑かけちゃったり。彼らと僕の関係性は、15~16年ですから、本当に阿吽の呼吸で、騒ぎますし…。エリカ様も『まったくお気になさらず。また来てください』ということでしたので。ちょっと、多少抑えなきゃいけないな。抑えきれるかどうか不安ですけど、我慢します」と宣言していた。その後は、ほかの話題でも盛り上がりを見せたが、最後に改めて「お騒がせして、どうもすみません!」と深々と一礼した。

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