歌手の小林幸子が26日、都内で行われた映画『小林さんちのメイドラゴン さみしがりやの竜』(27日 全国公開)公開前夜祭に登壇。軽快なトークとともに、アフレコの感想を明かした。


 イベントには声優の長縄まりあ、桑原由気、石原立也監督が登壇しトークを展開する中、小林はドラゴンの取り巻きを引き連れ着ぐるみ姿で登場した。本作ではエンディング主題歌を担当したほか、ドラゴンの精鋭部隊のリーダー格・フェリキタスの声を演じた小林はアフレコの感想について聞かれると、「この格好でしゃべるのもなんだかなあ」とボヤきながらも、「監督からいろいろ指導していただいて、とてもスムーズに終わりました」と石原監督に笑顔を向けた。

 石原監督は「普通は僕らはブースの外にいて、アフレコをやってもらうんですけど、今回は僕もブースの中で隣にいさせていただけまして、そんな感じです、とかいって、いろんな注文にも快くやっていただいた」と明かすと、小林は「何でも言ってください、何でもやります」と頼もしさを見せた。

 また、小林は「声優さんってすごい」と長縄と桑原ら声優陣も称賛。「私は歌い手なので歌を表現するのはわかりますけど、画面を通して演じて、そして伝えるという声優さんはすごいなと思いました」と感心しきりの小林に、石原監督が「小林さんもすごかったです」と小林に向け称賛を重ねると、小林は「監督じーっと見つめるの。私のこと」と照れ笑い。

 エンディング主題歌についても「この歌を聞いていただいて、映画の中の温かくなった気持ちを忘れないで帰っていただけたら」と呼びかけた小林。長縄と桑原が楽曲について「涙が出ます」と染み入ったということを明かす中、MCの天津飯大郎が「いい話をしてるからこそ、高級な大西ライオンみたいな格好が…」と表現。小林も「私もそう思います」と重ね笑いを誘っていた。

 本作は、映画『聲の形』、『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』を手掛ける京都アニメーションが贈る劇場最新作。クール教信者原作のひょんなことから小林さんちのメイドとして働くことになったドラゴンの少女トールと人間たちの異種間コミュニケーション・ハートフルホームコメディで、テレビアニメ第1期『小林さんちのメイドラゴン』、2021年の第2期『小林さんちのメイドラゴンS』に続く、完全新作映画となり、石原監督がメガホンをとる。

 普通の会社員・小林さんに惹かれ、集まってきたドラゴンたちだが、その中の一人・幼いドラゴンのカンナに、突然の来訪者が現れる。
なんとそれは、カンナの本当の父親だった…。見逃がせない感動の“家族の物語”が描かれる。
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