■“18歳”初めての整形がターニングポイントに、「見返してやりたい一心」複数バイトで200万の整形費用を捻出
――SNSに投稿されている整形前と整形後のビフォーアフターが「すごい努力を感じる」「200万でここまで変われるのセンスの塊」と話題になっています。このような反響を受けていかがでしょうか?
【顔面凶器さん】正直めちゃくちゃ嬉しいです。整形は自己満足でやっている部分も大きいですが、やっぱり誰かに認められると報われた気がします。昔の自分が見たら信じられないくらいの反応が毎日届くので、「努力してよかったな」と思います。「200万で夢ある」と言ってもらえるのもリアルな数字を出しているからこそですし、自分の経験が誰かの背中を押しているのなら本望です。
――整形をしようと思った一番のきっかけは?
【顔面凶器さん】大学1年の春、出会い系で会った女の子に「髭汚い」「肌ブツブツ」「ブス」と陰で言われていたのを、友達経由で知ったのが全ての始まりです。笑われて、悔しくて、恥ずかしくて、「一生見返してやる」と本気で思いました。それを機に、整形だけじゃなく肌治療やヒゲ脱毛、食事管理まで徹底的に変えました。
――初めての整形はどんな施術でしたか?
【顔面凶器さん】初めての整形は18歳、大学に入る前に受けた「まぶたの脂肪取り(脱脂)」でした。でも、正直ほとんど変化がなくて、「あれ?これだけ?」が率直な感想です。期待していた分、かなり落ち込みましたね。
――ご家族には整形を1年以上内緒にされていたそうですね。
【顔面凶器さん】母親は気づいていたと思いますが、何も言わなかったです(笑)。伝えたときは「やっぱりね」という感じでした。父親は少し驚いていましたが、最終的には「お前が自信持てるならそれでいい」と言ってくれました。友達には「別人すぎ」「芸能人みたいになってるじゃん」と言われるなど、カミングアウトしてからのほうが堂々とできている気がします。
――現在のお顔になるまで総額200万かけて施術をされたとのことですが、費用はどのように捻出されたのでしょうか?
【顔面凶器さん】大学生の間、バイトをひたすら頑張りました。引っ越し、居酒屋、タイミーでの単発バイトも全部やって月20万近く稼いだ時期もありました。親には1円も頼らず、全て自力。無駄遣いせず、食費も削って、美容医療に全振りしました。
■見た目以上に内面の変化を実感「整形はただの美容ではなくて自分の人生に向き合うこと」
――整形前のご自身はどのような性格でしたか?
【顔面凶器さん】自己肯定感がとても低くて、写真も苦手、人と目を合わせて話すのも苦手でした。コンプレックスは、目の左右差、鼻の低さ、肌荒れ、口元、全部です。人の顔ばっかり気にして、他人と比べて落ち込む毎日でした。モテないし、恋愛もできなかったです。
――整形したことによって、人生観や恋愛観、またルッキズムへの向き合いは変化しましたか。
【顔面凶器さん】正直、見た目でこんなに世界が変わるのかって思いました。でも整形して思ったのは、「自分の顔を好きになれるって最強」ということです。恋愛も自分から声をかけられるようになり、自分の意見を伝えられるようになりました。「整形=甘え」という人もいますが、実際に乗り越えた人間にしかわからない努力もあると思います。
――「見た目でこんなに世界が変わるのか」と感じられたエピソードについて教えてください。
【顔面凶器さん】正直、昔は空気扱いだったのに、今はめちゃくちゃ話しかけられますし、SNSでも反響をいただけるし、人生変わりすぎて笑えるほどです。
――ご自身を傷つけた方に対して、整形し美しくなった今どう思われていますか。
【顔面凶器さん】今は、感謝しています。あの時バカにされなかったら、たぶん何も変わってなかった。悔しさが原動力になりましたし、もし再会することがあれば、「俺、変わったでしょ?」と笑って伝えられると思います。
――顔面凶器さんにとって整形とは?
【顔面凶器さん】「人生を取り戻す手段」です。自分がずっと嫌だった部分を、自分の意思で変えられるって、すごく大きな一歩だと思います。整形は、ただの美容ではなくて、「自分の人生に向き合うこと」だと思っています。やってよかったですし、これからも自分をアップデートし続けます。