7月27日開催の『超RIZIN.4 真夏の喧嘩祭り』(さいたまスーパーアリーナ)に出場するファイターの合同公開練習が20日に都内で行われ、フライ級GP1回戦で対戦するヒロヤと元谷友貴が、バチバチの前哨戦を繰り広げた。

 2年前の『超RIZIN.2』でRIZINデビューし、着実に成長してきたヒロヤ。前戦は5月の『RIZIN男祭り』で篠塚辰樹に1ラウンドTKO勝利し、フライ級GPへの参加権を獲得。1回戦に向けてアメリカでハードなトレーニングを積んできた。

 対する元谷は10年前のRIZIN旗揚げ戦から参戦するベテランファイター。昨年は太田忍と秋元強真に連勝して、今年3月にバンタム級王座に初めて挑戦し王者の井上直樹を追い詰めるも、判定1-2で惜敗。今回からフライ級に転向して再び頂点を目指す。

 ミット打ちを披露したヒロヤは、飛行機トラブルでアメリカからの帰国が1日遅れたため「ちょっと時差ボケで眠いくらいですけど」と体調は万全。対する元谷は集まったファンにカードを配る恒例のサービスから、スパーリングでフライ級仕様の動きを見せると「トーナメントを盛り上げたい」と気合を込めた。

 最後にファンに向けて意気込みを語る場面で、ヒロヤが「アメリカで2ヶ月、死ぬ気でやってきた。後は試合で見せるだけなので、みなさん楽しみにしてください」と意気込み。元谷も「真夏の喧嘩祭りなので、ヒロヤ選手といい喧嘩ができたら」と語ったところで、ヒロヤが「ボコボコにしますよ」と挑発すると、元谷も即座に「やってみぃや」と応戦。静かながらお互いの思いが伝わってくる前哨戦となった。

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