6月の平均気温が観測史上最高を記録し、7月には全国的に梅雨明けも予報されるなど、今年の夏は例年以上に厳しい暑さが続くと見られている。そうしたなか、強い日差しから身を守るアイテムとして日傘の需要が高まっているが、「取引先へ向かう際は荷物が多く日傘を差せない」「人混みで日傘が使いづらい」といった声も少なくない。こうした状況を踏まえ、青山商事では“着る日傘”をコンセプトに、日傘同等レベルの遮蔽率を持つセットアップスーツを企画した。
スーツは、特殊な糸と二重構造による生地設計により、高い遮熱性と紫外線カット性能を実現。UVカット率99.9%で、肌への影響を抑えつつ、光の透過を防ぐことで衣服内の温度上昇も抑える。さらに、熱伝導率の高い生地を使用しており、肌に触れた際にひんやりと感じる接触冷感機能を搭載。また吸汗速乾性も備えており、汗を素早く吸収して熱を外へ逃がすことで、蒸し暑さによる不快感を軽減する。
アイテムは『Vカラージャケット』、『テーパードパンツ』、『ラップ風タイトスカート』の3型を展開。素材はポリエステル100%で、3号から21号までの幅広いサイズ展開。価格はジャケットが税込2万790円、パンツが税込1万1000円、スカートが税込9900円。いずれもネイビー無地で、上品な生地感とゆとりのあるシルエットにより、ビジネスシーンはもちろん、オケージョンにも対応できる。
商品にはこのほか、ストレッチ性や防シワ性、自宅の洗濯機で洗えるウォッシャブル機能も備わっており、日常使いの利便性にも配慮されている。企画担当の高井さや氏は「外で着用していても涼しく快適であることはもちろん、紫外線から肌を守る“まるで日傘”のようなスーツが完成しました」と語っている。
“着る日傘”という発想を取り入れた今回のセットアップは、真夏の厳しい環境でも快適さと清潔感を両立する、新たなスタンダードとなりそうだ。