『週刊少年ジャンプ』のヒット作が“ゼロからイチ”へと生まれるまでの軌跡を、作者に直接インタビューする特別企画「THE 0 to 1」が、集英社総合電子書店「ゼブラック」にて7月23日よりスタートした。
インタビュー記事の公開日は、各作品の連載第1話が掲載されたコミック誌の「発売日」。
紹介した作品は、「ゼブラック」限定の無料公開やまとめ買いなどのキャンペーンを実施。その想いを胸に「ゼブラック」で作品を読み返すことで、新たな“おもしろさの扉”が開かれる仕掛けとなっている。
記念すべき第1回は、「週刊少年ジャンプ」2002年34号(2002年7月23日発売)で連載がスタートし、累計発行部数2700万部(デジタル版含む)を超える、アメリカンフットボールを題材としたスポーツマンガの金字塔『アイシールド21』が登場。作者の稲垣理一郎氏(原作担当)と村田雄介氏(作画担当)が、初期構想からキャラクターデザインなど連載までの道のりや、連載当時の心境、マンガ哲学までを語る、貴重なインタビューをお届けする。
また、企画の第二弾、第三弾も決定。第二弾は8月に、第三弾は9月に公開予定。
■稲垣理一郎インタビュー記事抜粋
▼キャラクターを重視しているといえば「週刊少年ジャンプ」。そこに目を付けた。「『ジャンプ』に応募して、キャラ作りのノウハウを盗んで、自分はアートを作ったらいいと考えたんです」
▼ポジティブにしすぎると結局、成長譚ではなくなってしまう。ではセナは何を成長するのか、と考えた時に、『庇護される存在』という新たな属性がついた。これも当時から言語化できたわけではないのですが。
▼「『ジャンプ』での連載を数年以上乗り越えた人同士で集まると、ほかにはない絆を僕は感じますし、おそらくみんなも感じているのではないかと思います」
■村田雄介インタビュー抜粋
▼「僕にとって『アイシールド21』はヒル魔ですね(笑)。銃で撃たれながら『走れ~!!』と言われて一生懸命走ったら、何者かにさせてもらった。『アイシールド21』連載時、僕は作家に必要な資質は備えていなかったにも関わらず何者かにはさせていただいた。『マンガ家にさせてもらった』とはおこがましくて言えないんですけど。そして、当時出された宿題を、今もこなしているという感じです」
▼毎週締切に追われ絵を描き続ける。当初は時間配分も分からず徹夜続き。それでも「全然つらい思い出ではなく、楽しかった」と言い切る。
▼「まだ真の意味での仕事に対する感覚も育っていなかったので、部活の合宿をずっと続けているような感覚でした」
▼「絵を描くうえで、キャラがどうやって生きていくべきなのか、といった哲学に乗れる=ライドできるか。それって、たとえ出そうとしなくても色濃くにじみ出てきちゃうものだと今は考えるようになりました」
インタビュー記事の公開日は、各作品の連載第1話が掲載されたコミック誌の「発売日」。
読者は、作品が生まれたその“始まりの日”に立ち戻り、記事を通じて、作者の思考や情熱、野望を追体験できる。
紹介した作品は、「ゼブラック」限定の無料公開やまとめ買いなどのキャンペーンを実施。その想いを胸に「ゼブラック」で作品を読み返すことで、新たな“おもしろさの扉”が開かれる仕掛けとなっている。
記念すべき第1回は、「週刊少年ジャンプ」2002年34号(2002年7月23日発売)で連載がスタートし、累計発行部数2700万部(デジタル版含む)を超える、アメリカンフットボールを題材としたスポーツマンガの金字塔『アイシールド21』が登場。作者の稲垣理一郎氏(原作担当)と村田雄介氏(作画担当)が、初期構想からキャラクターデザインなど連載までの道のりや、連載当時の心境、マンガ哲学までを語る、貴重なインタビューをお届けする。
また、企画の第二弾、第三弾も決定。第二弾は8月に、第三弾は9月に公開予定。
■稲垣理一郎インタビュー記事抜粋
▼キャラクターを重視しているといえば「週刊少年ジャンプ」。そこに目を付けた。「『ジャンプ』に応募して、キャラ作りのノウハウを盗んで、自分はアートを作ったらいいと考えたんです」
▼ポジティブにしすぎると結局、成長譚ではなくなってしまう。ではセナは何を成長するのか、と考えた時に、『庇護される存在』という新たな属性がついた。これも当時から言語化できたわけではないのですが。
そこで(姉崎)まもりを母親、ヒル魔を父親と見立てて、母の庇護から離れて、最後に父親を超えていくセナの成長、というのを物語のひとつの筋にしました
▼「『ジャンプ』での連載を数年以上乗り越えた人同士で集まると、ほかにはない絆を僕は感じますし、おそらくみんなも感じているのではないかと思います」
■村田雄介インタビュー抜粋
▼「僕にとって『アイシールド21』はヒル魔ですね(笑)。銃で撃たれながら『走れ~!!』と言われて一生懸命走ったら、何者かにさせてもらった。『アイシールド21』連載時、僕は作家に必要な資質は備えていなかったにも関わらず何者かにはさせていただいた。『マンガ家にさせてもらった』とはおこがましくて言えないんですけど。そして、当時出された宿題を、今もこなしているという感じです」
▼毎週締切に追われ絵を描き続ける。当初は時間配分も分からず徹夜続き。それでも「全然つらい思い出ではなく、楽しかった」と言い切る。
▼「まだ真の意味での仕事に対する感覚も育っていなかったので、部活の合宿をずっと続けているような感覚でした」
▼「絵を描くうえで、キャラがどうやって生きていくべきなのか、といった哲学に乗れる=ライドできるか。それって、たとえ出そうとしなくても色濃くにじみ出てきちゃうものだと今は考えるようになりました」
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