第1回には、先日のMAJで最優秀アーティスト賞を受賞したMrs. GREEN APPLEのディレクター・村上葉子氏(ユニバーサル ミュージック)が登場。授賞式を振り返り、「最後の最後に名前を呼ばれた瞬間、本当にうれしかった」と語った。初日の「最優秀ジャパニーズソングアーティスト賞」に続き、2日目には「最優秀アーティスト賞」を受賞し、「突出した1曲だけでなく、多くの作品が支持された結果」と、活動全体が評価されたことへの実感を語っている。
SNS時代に合わせた言葉選びについては、大森元貴(ボーカル/ギター)の感覚が強みだとし、「表現が少し曖昧でもニュアンスを大切にするセンスがある」とコメント。デビュー当初から楽曲、ビジュアル、MVなどを一体で構想する“立体的なものづくり”の姿勢が印象的だったと明かした。
7月8日には、Mrs. GREEN APPLEのデビュー10周年を記念したベストアルバム『10』をリリース。曲順や曲間、ブックレットの細部にまでこだわり、「音楽を物理的に楽しむ体験も届けたい」と話す。今後はポータブルCDプレーヤーやレコードプレーヤーの販売も予定されており、リスニング体験の多様性にも力を入れていくという。
『Hit Makers』では今後も、アーティストの活躍を支える“裏方”たちの声を順次紹介していく予定だ。