三菱地所株式会社は28日、東京・有楽町駅前に『YURAKUCHO PARK』を整備し、2026年度後半に開設すると発表し、ビジュアルなどを公開した。

 『YURAKUCHO PARK』は、解体工事中の「有楽町ビル」「新有楽町ビル」跡地(約1万平米)に誕生するもので、日本カルチャーの発信拠点と位置づける。


 1ヘクタールのスケール感のある敷地を舞台に、“見る”だけではない“感じる”カルチャー、ここでしか体験できない空間の提供を目指す。「有楽町駅前という丸の内エリアのまちづくりにおいて極めて重要な街区で、建物解体後すぐに新たな建物を建てるのではなく、次のまちづくりへとつながる準備期間に『まちの進化を体験できる空間』として来街者の皆様にお楽しみいただきながら、新たなフェーズへと進化させていきます」とする。

 ロゴは、有楽町の「楽」の文字の印象的にデザイン。中央に向かって集まる4つのパーツは、人や情報、コンテンツがこの場所に集積し、そこから再び世界へと飛び出していくダイナミズムを象徴している。多様な価値観や文化が混ざり合い、新たな化学反応を生み出す場所というコンセプトも込められた。

 敷地内では、NOT A HOTEL株式会社による新プロジェクト『JAPA VALLEY TOKYO』を共同開催する。2027年オープン予定。

 『JAPA VALLEY TOKYO』は、世界的クリエイターであるファレル・ウィリアムスとNIGO(R)が手掛ける初のアート・商業・ホスピタリティ複合空間で、シンボルアートに現代アートの第一人者であるKAWSの作品を採用するなど、アートとともに育んできた有楽町の都市空間を国際的な日本カルチャー発信の舞台へ変えていく。アート・食・ファッションのポップアップストアや、多様な発信を行うイベントスペースなどを開設予定。
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