広島出身のシンガー・陽真(ひま)が、キャリア初となるオリジナルアルバムを12月にリリースすることを発表した。アルバムは配信に加え、初めてCDでも発売される。


 陽真は2020年1月よりYouTubeやTikTokでシティポップを中心としたカバー動画を投稿し、総再生回数は5000万回を突破。国内外で注目を集めてきた。8日、同郷の藤正裕太がボーカルを務めるバンド・THINGSが東京・代々木LODGEで開催したイベントに出演し、ステージ上でアルバムのリリースと東京、広島でのワンマンライブ開催を発表した。

 この日は2組目として登場。これまでのアコースティック編成に代え、エレキギター、キーボードに加えてトラックも使用し、原曲の再現を意識した新たなスタイルを披露した。1曲目はネオシティポップをテーマに22年に1st配信シングルとしてリリースした「SOSOGU」でビートの効いたサウンドを響かせ、2曲目にはYouTubeでのカバーシリーズから南佳孝「スローなブギにしてくれ」をスモーキーな歌声で届け、会場を圧倒。3、4曲目は23年リリースのEP『しぇいく』から「真夏の恋の味」「ひまわり」を続けて歌い、最後は「今後、ずっと大切に歌い続けていく曲」と語るバラード「催花雨」で観客に感謝を伝えてステージを降りた。

 アルバムには新曲のほか、佐藤博「Sweet Inspiration」のカバーなど全8曲を収録予定。10月に先行配信が行われ、12月にはリリース記念ワンマンライブを広島(20日・広島Yise)と東京(27日・shibuya eggman)で開催する。

■陽真 コメント
前回のリリースから約1年半。
「自分の音楽とは何か」を問い続け、書いては消して、迷いながら走り続けた日々。
その先に辿り着いた一つの答えが、このアルバムです。


初めてのアルバムを届けられることに幸せを感じる一方で、不安もあります。
まだ制作中で、タイトルも曲順も決まっていません。

でも、確かに言えるのは、この作品は"今の陽真"そのものであり、陽真の現在地を示す名刺代わりのようなアルバムになる、ということ。

「これが、陽真の音楽です。」

この作品が、あなたのそばにずっと寄り添えられますように。
年末の広島・東京ワンマンツアーで、直接お届けできる日を心から楽しみにしています。
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