テレビアニメ『地獄先生ぬ~べ~』の第7話「季節はずれの雪女」が13日深夜、テレビ朝日系で放送された。人気キャラ・ゆきめが初登場し、ぬ~べ~とキスするシーンがあったが、作品公式Xではこの演出の裏側を説明した。


 第7話は、季節外れの雪が降る童守町。広たちは異常気象を怪しむが、鵺野はどこか浮かれ気味だった。降り積もる雪とともに、鵺野の前に現れたのは一人の美しい少女・ゆきめ。

 彼女は5年前に交わした約束を果たしにやってきたのだという。喜びの再会に見えたが、ゆきめの様子が一変する…というストーリー。

 ラストにゆきめが、ぬ~べ~にキスをするシーンがあり、突然のキスにぬ~べ~は固まってしまう演出があった。このシーンに作品公式Xは「このシーン、最後の『ぬ~べ~が凍ってる!!』という絵に描かれていない状況が『物理的に凍ってる』のか『ショックのあまり固まっている比喩』なのか、脚本会議で議論になりまして…両先生に聞いたら、なんと意見が割れてしまい…(笑) 結局どちらの意見が採用になったのかは、ご想像にお任せします」と伝えた。

 『地獄先生ぬ~べ~』(原作:真倉翔 作画:岡野剛)は、1993年から1999年にわたって『週刊少年ジャンプ』にて連載された漫画が原作で、鬼の手を持つ霊能力教師・鵺野鳴介(ぬえの・めいすけ)こと「ぬ~べ~」が、生徒を守るため妖怪や悪霊など怪奇現象と闘う姿を描いた学園ヒーローアクション作品。

 学校の怪談や都市伝説などを題材としたストーリーで、妖怪や悪霊の脅威から生徒を命がけで守る「ぬ~べ~」の勇姿が人気となり、シリーズ累計発行部数2900万部を突破。1996~97年にかけてテレビアニメが放送され、2014年には主演・丸山隆平(SUPER EIGHT)で実写ドラマ化された。

 今回の新作アニメは、1999年発売のOVA『地獄先生ぬ~べ~ 史上最大の激戦! 絶鬼来襲!!』以来、26年ぶりとなり、物語設定は現代にあわせ変更。キャストは主人公・鵺野鳴介(ぬ~べ~)役は前作に続き置鮎龍太郎が担当し、アニメーション制作はスタジオKAIが手掛ける。
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