8月29日に公開される映画『九龍ジェネリックロマンス』の公開記念特番が、YouTubeで配信されている。番組には主演の吉岡里帆、水上恒司をはじめ、竜星涼、柳俊太郎(※柳=木へんに夘)、梅澤美波(乃木坂46)、フィガロ・ツェン、花瀬琴音らキャストが出演。MCはお笑いコンビ・NON STYLEの井上裕介が務め、それぞれが演じたキャラクターへの思いや撮影秘話が語られていく。

 ヒロイン・鯨井令子と鯨井Bの二役に挑んだ吉岡は「見た目は一緒でも人間像が全然違うというところが、頭が沸騰するくらい難しかった」と苦労を明かした。一方、34歳の工藤発を演じた水上は「30代の役は初めて」と新たな挑戦を振り返った。

 蛇沼みゆきを演じた竜星が「(蛇沼は)僕とは全く正反対だよね」と共演者に尋ねると一同苦笑い。その反応に、竜星は「それは、みんな僕のこと知らないから」と笑いを誘った。

 本作は、かつて香港に存在した“九龍城砦”をイメージし、懐かしい街並みが残る台湾で撮影された。水上は「カエルスープが美味しかったです。でも頑なに飲まない人もいて」と現場のエピソードを披露し、会場を和ませる一幕も。

 さらに、ジェスチャーゲームも実施。吉岡・梅澤・花瀬の「鯨井チーム」と、水上・竜星・柳・フィガロの「工藤チーム」に分かれ、「金魚」や「水餃子」といったお題を全力で表現。吉岡は「まだこういうゲームを本気でやる人たちと一緒に仕事できたのがよかった」と笑顔を見せた。

 作品について水上は「今年の夏を一つ盛り上げる作品になっていると思います。ラブもありミステリーもあり、そして飯テロもある」と紹介し、吉岡は「現場でも台湾のスタッフ皆さんが大変協力していただいて、とても素晴らしい映画が撮れたと思います。ぜひ劇場でお楽しみください」と呼びかけた。

 公開初日となる8月29日からは入場者特典として、原作者・眉月じゅん氏が本作のメインビジュアルと同じ構図で描き下ろした鯨井令子と工藤発のイラストをA5イラストボードにして数量限定で配布する。各劇場とも、なくなり次第終了となる。

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