東宝は22日、俳優・吉沢亮・横浜流星共演の映画『国宝』(李相日監督)が興行収入110.1億円を突破したと発表。『南極物語』(1983年公開、110.0億円)を上回り、歴代邦画実写第2位となった。


 公開73日間で観客動員数747万人、興行収入は105億円を記録し、邦画実写としては22年ぶりの100億円突破を果たした本作だったが、21日までの公開77日間で、観客動員数782万人、興行収入は110.1億円を突破した。

 歴代の興行収入ランキング(※興行通信社調べ)では、邦画実写において、『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』(2003年公開、173.5億円)、に次ぐ第2位となった。

 同作は黒衣として3年間歌舞伎の世界に身を置き、その体験をもとに執筆した吉田修一氏による同名小説を、実写映画化。任侠の一門に生まれながら、歌舞伎役者の家に引き取られた主人公・喜久雄が、芸の道に人生を捧げ、やがて“国宝”と称される存在になるまでの50年を描く、壮大な一代記。

 喜久雄を吉沢、喜久雄の生涯のライバルとなる俊介を横浜が演じた。共演は、 高畑充希、寺島しのぶ、森七菜、三浦貴大、見上愛、黒川想矢、越山敬達、永瀬正敏、嶋田久作、宮澤エマ、中村鴈治郎/田中泯、渡辺謙。
編集部おすすめ