■制作期間は3週間、ディズニーに行く孫のためにラプンツェルの衣装を用意
――お孫さんへ作った手編みのラプンツェルの衣装が話題になっていますが、ラプンツェルの衣装を作った理由について、教えてください。
「秋にディズニーに行く予定があり、ちょうどハロウィンの時期なので、孫がディズニープリンセスの中でも一番好きなラプンツェルを編んでみようと思いました。自分に編めるのかとても不安でしたが、思い切って編んでみることにしました」
――編み物歴10ヵ月とのことですが、始められたきっかけは?
「編み物ブームの影響から『やってみたい!』と思い、始めました。昔からかぎ針編みが趣味だった私の母の影響もあると思います。編み方はYouTubeやTikTokを見て自己流で編んでいます。編み図もないので、完全に自己流で孫の体に合わせて、何度も着せてサイズを調整しながら編みました。毛糸をたくさん買ってしまっていたので、途中でやめられず、必死に頑張りました」
――今回の衣装制作にかかった時間や工夫したポイントはどこですか?
「制作期間は、すべて合わせると3週間ぐらいですね。一番苦労したのは、なんといっても袖です。バルーンになる様に編んで行くのが難しかったです。ピンクと紫のシマシマが大変な上、減らし目もしなければならなかったので、かなり時間を費やしました」
■シングルマザーの娘と孫と同居「寂しくないように私たちができることは何でもしてあげたい」
――実際に衣装を着てみたお孫さんの反応はいかがでしたか?
「完成したときは、とっても喜んでくれました。
――手作りのものを通して、お孫さんに伝えたい思いや願いはありますか?
「赤ちゃんの頃は、早産ですごく小さく生まれましたが、サイズを測りながら編んでいるとこんなに大きくなったんだなと実感しました。実は、ラプンツェルを着ている孫には父親がいなくて、私の娘はシングルマザーで2人の子供を育てています。そのため、ジジとババは同居しながら子育てを援助しています。孫が寂しくないよう、愛情不足にならないように、私たちができることは何でもしてあげたいと思っています。衣装は、『ずっと、大好きだよ』という思いを込めて編みました。孫は4人いますが、4人ともすくすく元気で育って、最高の人生を歩んで行ってほしいです。それが、1番の願いです」