今作は『君の名は。』(2016年)、『天気の子』(19年)、『すずめの戸締まり』(22年)など、記録的な大ヒット作を生み出してきた新海誠氏によって07年に公開された劇場アニメーションをもとに、主人公・遠野貴樹の18年間にわたる人生の旅を描く。
主演を務めた松村は最初に、企画書で本作の実写化を知ったといい「恐ろしいなという感情が一番い沸き上がってきました。18年前にこの作品が生まれて、きょうまで愛されてきたこの作品が実写化するんだというワクワクもありつつ、憧れていた貴樹を僕がやるんだという恐怖…それが同時に襲ってきたのが一番最初の感想でした」と振り返る。
その後、監督と話した際には「これ以上ない信頼感、安心感があった」といい「僕はこの方と一緒に恐ろしいチャレンジに参加させてほしいと思えました」と話す。
完成した作品を見た松村は「すごくいい映画だなと思って」とにっこり。「幼少期のパートで、失われた10代の感覚や懐かしさがフラッシュバックして、なんだかわからないけれど涙が出てきてしまったシーンもありました」と感動したそう。
新海氏と同じタイミングで映画を初めて見て、観終わった後に会話も交わしたというが「とても不安だったんですけど、『貴樹がほっくんで本当に良かった』と言ってくれて、怖かったハードルを飛び越えさせてくれました」と安心したことを明かした。
この日は、高畑充希、森七菜、上田悠斗、白山乃愛、宮崎あおい(崎=たつさき)、吉岡秀隆、奥山由之監督も登場した。