国民的アニメ『ドラえもん』のジャイアンの声で知られる声優で俳優の木村昴が26日、都内で行われた映画『ブラック・ショーマン』(9月12日公開)の完成披露試写会に参加した。

 木村は劇中で、釘宮(成田凌)が手掛けた大ヒット漫画「幻脳ラビリンス」による町おこしを企画する中心人物・柏木広大役を演じる。
予告編では、柏木が殴るシーンも。木村は「人を殴るシーンがありまして。殴るのが意外と難しいんですよ」と振り返る。「普段、僕は声優しておりまして。画の中で同級生をいっぱい殴ってきました」と木村は“殴り慣れている”エピソードを披露したが、主演の福山雅治が「そこだけ切り取られるよ(笑)。あるアニメの中でね」と優しくフォローして笑いが起きていた。改めて木村は殴るシーンについて「ご指導いただきました。何回もリテイクしましたけど、最終的には上手に殴れたんじゃないかなと思います」と胸を張っていた。

 この日は、福山、有村架純、成田、生田絵梨花、秋山寛貴(ハナコ)、犬飼貴丈、岡崎紗絵、伊藤淳史、生瀬勝久、仲村トオル、田中亮監督が登場した。

 累計発行部数1億冊を突破するベストセラー作家・東野圭吾氏の人気小説『ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人』(光文社文庫)を実写映画化。本作で福山雅治と有村架純は初共演となる。東野氏といえば、刑事、物理学者、探偵、超能力者など、これまで数多くの魅力的な主人公を生み出してきた名手。
そんな東野氏が新たに創り上げたのは、“超一流マジシャン”。国内シリーズ累計発行部数は87万部を突破し、2020年の刊行以来、世界各国で翻訳される大ヒット作品を原作に、未解決の殺人事件に挑む“マジシャン探偵”が、映画館に新たな風を巻き起こす。
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