フランスの名優カトリーヌ・ドヌーヴが主演する映画『SPIRIT WORLD -スピリットワールド-』から、ドヌーヴ演じるフランス人歌手クレアの歌唱シーンが初公開された。
本作はフランス・日本・シンガポールによる国際共同製作で、日本文化を愛するシンガポール出身のエリック・クー監督が「死後の世界」を題材に描いたオリジナル作品。『家族のレシピ』(2019年)の撮影で訪れた高崎を気に入ったクー監督は、東京や大阪といった大都市ではなく、群馬県高崎市や千葉県いすみ市などの地方都市で2024年に撮影を行った。
物語は、コンサートで訪れた日本で命を落とし、彷徨える魂となったフランス人歌手クレア(カトリーヌ・ドヌーヴ)が、ユウゾウ(堺正章)と出会い、その息子ハヤト(竹野内豊)を見守る旅に出る――というもの。迷い、彷徨い、そして辿り着いた答えを通して、それぞれの愛と絆を描き出す。
今回公開されたシーンは、亡き父ユウゾウ(堺)の家でクレアのコンサートチケットを見つけたハヤト(竹野内)が会場を訪れる場面。世界的歌手クレアの歌声を聴こうと高崎のコンサートホールには大勢の観客が集まり、優しいピアノの音色に寄り添う温かな歌声が響き渡る。悲しみや孤独を抱えた大人たちの心をそっと包み込むその歌声は、つらい過去を背負うクレア自身の感情とも重なり、人々の胸に深く届いていく。
ドヌーヴと歌声といえば、代表作『シェルブールの雨傘』(1964年)では当時まだ若手だったため歌唱部分をプロ歌手が吹き替えていたが、『ロシュフォールの恋人たち』(1967年)では自ら歌声を披露し、女優としての自信を深めていた。本作でも本人の歌唱シーンが映像に収められており、ファンにとって貴重な体験となる。
本作のために書き下ろされたシャンソン風の楽曲を、キャリアを重ねたドヌーヴが優しく、そして力強く歌い上げる姿は必見。日本の観客にとっても、彼女の生の歌声をスクリーンで堪能できるまたとない機会となりそうだ。
『SPIRIT WORLD -スピリットワールド-』は、10月10日に東京・TOHOシネマズ シャンテで先行公開され、10月31日より全国公開される。
本作はフランス・日本・シンガポールによる国際共同製作で、日本文化を愛するシンガポール出身のエリック・クー監督が「死後の世界」を題材に描いたオリジナル作品。『家族のレシピ』(2019年)の撮影で訪れた高崎を気に入ったクー監督は、東京や大阪といった大都市ではなく、群馬県高崎市や千葉県いすみ市などの地方都市で2024年に撮影を行った。
物語は、コンサートで訪れた日本で命を落とし、彷徨える魂となったフランス人歌手クレア(カトリーヌ・ドヌーヴ)が、ユウゾウ(堺正章)と出会い、その息子ハヤト(竹野内豊)を見守る旅に出る――というもの。迷い、彷徨い、そして辿り着いた答えを通して、それぞれの愛と絆を描き出す。
今回公開されたシーンは、亡き父ユウゾウ(堺)の家でクレアのコンサートチケットを見つけたハヤト(竹野内)が会場を訪れる場面。世界的歌手クレアの歌声を聴こうと高崎のコンサートホールには大勢の観客が集まり、優しいピアノの音色に寄り添う温かな歌声が響き渡る。悲しみや孤独を抱えた大人たちの心をそっと包み込むその歌声は、つらい過去を背負うクレア自身の感情とも重なり、人々の胸に深く届いていく。
ドヌーヴと歌声といえば、代表作『シェルブールの雨傘』(1964年)では当時まだ若手だったため歌唱部分をプロ歌手が吹き替えていたが、『ロシュフォールの恋人たち』(1967年)では自ら歌声を披露し、女優としての自信を深めていた。本作でも本人の歌唱シーンが映像に収められており、ファンにとって貴重な体験となる。
本作のために書き下ろされたシャンソン風の楽曲を、キャリアを重ねたドヌーヴが優しく、そして力強く歌い上げる姿は必見。日本の観客にとっても、彼女の生の歌声をスクリーンで堪能できるまたとない機会となりそうだ。
『SPIRIT WORLD -スピリットワールド-』は、10月10日に東京・TOHOシネマズ シャンテで先行公開され、10月31日より全国公開される。
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