俳優の福山雅治(56)が3日、都内で行われた映画『ブラック・ショーマン』(9月12日公開)の公開直前イベントに登場。上京した日のことを振り返った。


 公開を直前に控える中、福山は共演の有村架純とともに新宿のど真ん中にある西武新宿ぺぺ広場前のバルコニーに登場。突然の登場にイベント観覧客に加え、偶然通りかかった多くの通行人も足を止めた。福山は公開を前に「やっと完成してみていただける。その気持ちが強い」としみじみ。有村は「ちょうど1年前に撮影が始まったのですが、本当にあっという間。楽しみです」と語った。

 新宿の街を見下ろせるバルコニーに立ち、何やら感慨深そうな表情を浮かべた福山は「東京に18歳の頃やってきて、初めての降りたのがその東口で」と若き日の思い出を回顧。さらには「その日にここを通って、そこの階段を上って、西武新宿駅から拝島駅まで行ったんです。まさか自分がここに帰ってくることになるとは思っていませんでした。ありがとうございます」と語った。

 またイベントでは、福山の役柄がマジシャンということにちなみ、会場でトランプを使ったマジックを披露することに。会場近くの大型ビジョンに映し出されるという大仕掛けでマジックを展開したが、大事な部分で画面が乱れるというちょっとしたハプニングが起こった。
司会者が慌てた様子を見せる中、「いやいや。全部仕込み通りです」としたり顔。「われわれも歳だから、自律神経とか乱れます」と華麗にフォローした。

 東野圭吾氏の人気小説『ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人』(光文社文庫)を実写映画化。福山演じる主人公・神尾武史はラスベガスでも名を馳せるマジシャンでありながら、金にシビアで息を吐くように嘘をつくという超個性派キャラクター。父の死をきっかけに武史とバディを組み、事件の真相に迫っていく武史の姪・神尾真世役を有村が演じる。
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