オダギリジョー(49)が脚本・監督・編集・出演を務める映画『THE オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ MOVIE』(9月26日公開)舞台あいさつ付き特別上映イベントが3日、都内で行われ、オダギリのほか、俳優の池松壮亮(35)、深津絵里(52)も登壇した。

 本作は、2021年にNHKで放送されたドラマの続編となる劇場版。
狭間県警の鑑識課に属する警察官・青葉一平(池松)と、その相棒である“警察犬”オリバーが、次々と発生する不可解な事件に挑んでいくストーリー。しかし、一平に見えているオリバーは、酒と煙草と女が大好きな、着ぐるみ姿のおじさん。そんなオリバーが、時に鋭い洞察とメタ発言で事件解決を導いてくれる頼れる(?)相棒となる。

 ドラマ版から主演を務める池松は、最初に同作の設定を聞いたときのことを聞かれ「驚きましたね」と振り返る。韓国でオダギリと一緒に撮影をしていた際、一緒にお酒を飲んでいた時に構想を聞いたといい「オダギリさんが『テレビドラマなんですけど、みんなには犬に見えるけど、主人公にだけ着ぐるみを着た僕に見えるんです』と言っていて、何を言っているのかと(笑)。酔っぱらってふざけているのかなと最初は思いました」と打ち明ける。

 しかし「次の日に、一緒にコインランドリーに行ったときに、実は脚本があってよかったら読んでみてくださいって言われて。え?本当に?脚本がもうあるんだと驚きました(笑)」といい、「『うそだと思っていました、ごめんなさい』と言いながら、読ませていただいたんですけど、そのあとは即答でした。本当に面白くて、自由で、滑稽で、世界が困難を迎えている中で、自分のモヤモヤしている気持ちを根本から壊してくれるようなユニークさ。これはオダギリさんならではと思いました」と感想を語った。
編集部おすすめ