これまで同作で解禁されてきたキービジュアルは、映画公開日が発表された3月1日に第1弾を解禁。炭治郎や柱たち鬼殺隊、そして上弦の鬼が大集結した一枚となっていた。
その後、映画のサブタイトル「第一章 猗窩座再来」が解禁された6月28日には、サブタイトルにも書かれた物語の中心的なキャラとなる上弦の鬼・猗窩座が大きく描かれた第2弾が公開。
そして映画公開後となる7月27日に猗窩座VS炭治郎&冨岡義勇の死闘を描いた第3弾、8月17日に胡蝶しのぶと上弦の鬼・童磨の激戦を描いた第4弾が解禁され、今回、我妻善逸と上弦の鬼・獪岳の戦闘を描いた第5弾が解禁となった。
テレビアニメ作品においてキービジュアルが5点解禁されることは、いくつかあるが、映画においてキービジュアルが5点も解禁されることは珍しく、特に映画公開後に3点も新たなキービジュアルを解禁することを異例。今作の物語は、炭治郎&冨岡VS猗窩座、胡蝶VS童磨、善逸VS獪岳がメインであり、公開されたキービジュアル3点は、それらの物語の印象的な戦闘シーンを表現した迫力ある一枚になっている。
そのため、今後は新たなキービジュアルが解禁されることはないと予想できるが、最後のビジュアルが善逸VS獪岳の第5弾となると、サブタイトルの「猗窩座再来」と違和感が出るため、もしかすると猗窩座をメインに描いたキービジュアル第6弾も用意されているかもしれない。
『鬼滅の刃』は、2016年2月から20年5月まで『週刊少年ジャンプ』で連載していた大人気漫画が原作で、大正時代の人喰い鬼の棲む世界を舞台に、家族を鬼に殺された少年・竈門炭治郎が、鬼になった妹の禰豆子を人間に戻すため<鬼殺隊>へ入隊し、家族を殺した鬼を討つ姿を描いた物語。コミックスの全世界累計発行部数は2億2000万部を突破している。
2019年4月から9月にかけてテレビアニメ「竈門炭治郎 立志編」が放送され、大きな話題となり、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が2020年10月に公開。全世界での興行収入は約517億円を突破するなど社会現象となった。
その後、ゲーム化や舞台化もされ、2021年12月にテレビアニメ「遊郭編」、2023年4月に「刀鍛冶の里編」、2024年5月~6月に「柱稽古編」が放送。