ホンダは4日、新型『PRELUDE(プレリュード)』を、5日に発売することを発表した。

 新型『PRELUDE』は、大空を自由にどこまでも飛べるグライダーを発想の起点とし、優雅に滑空するような高揚感と非日常のときめきを感じさせるクルマを目指し、「UNLIMITED GLIDE」をグランドコンセプトとして開発。
ホンダ独自のハイブリッドシステム「e:HEV」をさらに進化させ、「操る喜び」を継承しながら、環境性能や日常での使い勝手も追求した電動化時代の新しい「スペシャリティスポーツ」の先駆け・前奏曲(プレリュード)となるモデルとしている。

 ホンダ独自の2モーターハイブリッドシステム「e:HEV(イーエイチイーブイ)」に、ホンダ車として初となる制御技術「Honda S+ Shift(エスプラスシフト)」を採用。モーター駆動でありながら仮想の8段変速で加減速時に緻密にエンジン回転数をコントロールし、あたかも有段変速機があるかのようなダイレクトな駆動レスポンスと鋭いシフトフィールを実現する。さらに、エンジン回転数と同期した迫力のある音をスピーカーから流すことでエンジンサウンドの音質を高めるアクティブサウンドコントロールシステム、およびこれと協調し俊敏に反応するメーターなどにより、乗る人の五感を刺激する。

 また、開発コンセプトのモチーフであるグライダーを体現する制御として、ニュートラルギアに入れたかのような減速度で走行する「コースティング制御」をホンダ車として初めて採用。走行時、前方の赤信号に向けて距離の長いアクセルオフをする時など、D(ドライブ)レンジの状態で減速セレクターを「+」に操作することで、再加速の必要性が減り、ペダル踏み替えによる操作の負荷を軽減する。

 さらに「SPORT」、「GT」、「COMFORT」の3つのドライブモードを備え、さらに、それぞれの特性が際立つ「Honda S+ Shift」の制御を組み合わせることで6種類の走りを楽しむことが可能。また、「INDIVIDUAL」モードも設定しており、パワートレーン、ステアリング、サスペンション、メーター、エンジンサウンド、アダプティブクルーズコントロールなど6項目をカスタマイズすることが可能で、自分だけのドライブモードで走りを楽しむこともできる。

 ほか、先進の安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」やGoogleを搭載した9インチHonda CONNECTディスプレーも装備。

 メーカー希望小売価格は617万9800円となっている。
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