『刃牙』シリーズ作者の板垣恵介氏と、『BEASTARS』作者の板垣巴留氏による親子漫画家対談「Netflix10周年記念 スペシャルトークショー 『刃牙』シリーズ ×『BEASTARS』」が5日、都内で行われ、父娘が互いにリスペクトを語った。

 対談では、それぞれの作品についてどう思っているのかをトーク。
巴留氏は「家に『刃牙』があるので、幼いころから読んでいました。一見、男のロマンを描いている作品に見えるんだけど、抒情的なシーンがたくさんあるところがすごく好きです。お父さんってロマンチストなんだなと(笑)。そんなシーンがたくさんあるからこそ、女性の読者も増えているんだろうなと思いました」とリスペクトを語る。

 一方、娘である巴留氏が生み出した『BEASTARS』について恵介氏は「いや…天才だと思ってる。すげえなと。純粋に読者として、これは売れるなと思いました」と、これ以上ない称賛。デビュー前から売れっ子になると思っていたといい「もっと言うと、小中学校の作品を見ても、(娘は)作る側に来るんだなと思っていた」と才能を認めていたことを打ち明ける。

 巴留氏は当時のことを振り返り「“レゴシ”は大学のときにつくっていたキャラクターだったんですが、(父に)“レゴシ”に一生食わしてもらうぞと言われて。全然その時は思っていなかったんですけど…」と、父である恵介氏は『BEASTARS』の大ヒットを予見していたことを明かしていた。

 範馬刃牙と“地上最強の生物”と呼ばれる父・範馬勇次郎の死闘を軸に、さまざまな格闘士の闘いを描く累計発行部数1億部突破の大人気格闘漫画「刃牙」シリーズ。Netflixでは『バキ』『範馬刃牙』を独占配信中。


 そして、肉食獣と草食獣が共存する世界を舞台に、悩めるハイイロオオカミの青年レゴシが種族間の違いに葛藤しながら成長していく“動物版青春ヒューマンドラマ”の最終章『BEASTARS FINAL SEASON Part2』が2026年に独占配信を開始する。
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