ずっと真夜中でいいのに。が、老舗音響ブランド「ORION」とコラボレーションし、2026年3月に多機能CDラジカセ「SCR-B9(Z)」を発売することが決定した。
カセットテープ、CD、ラジオに加え、Bluetoothやmp3再生などのデジタル機能も備えたオールインワンモデルで、近年再注目されているカセットテープカルチャーを楽しめる1台となっている。

 同アイテムは、先日発表されたヤマハとのコラボレーションヘッドフォン「HPH-MT8Z」と並ぶコラボレーションアイテムとして、来春の発売を予定している。「SCR-B9」は、かつてのラジカセブームを支えたORIONが展開する現行機で、過去には高嶺の存在だった多機能仕様を現実的な価格帯で再現し、話題を呼んだモデル。ボーカルのACAねも同機を愛用しており、カセットを差し込み、巻き戻すといった“手間”を含めた体験に、磁気テープならではの音の温もりを感じていたという。

 新たに発表された「SCR-B9(Z)」は、その機能をすべて継承しつつ、「内省的コズミック」をキーワードに、ずとまよ独自の世界観を反映した限定デザインに刷新。風合いのあるクリーム色とインダストリアルなグリーンを基調に、未完成の美を感じさせる仕上がりとなっている。

 カセット/CD/ラジオの基本機能に加えて、BluetoothやUSBメモリを介したmp3再生に対応。CDからカセットへのダビング、マイク接続によるカラオケ機能、乾電池駆動にも対応しており、現代の多様なリスニングスタイルにも柔軟に応える。音質面でも、有名カセットショップから“ようやく信頼できる現行ラジカセ”と高い評価を受けているという。価格は4万6200円。2026年3月頃『ZUTOMAYO MART』にて発売予定だ。
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